契約は自分の「力量次第」
POSTインタビュアー:オランダでは全て個室ですが、それぞれの部屋で特色はあるのでしょうか?
相良先生:そうですね。インソールに詳しい理学療法士の部屋であれば足圧計があったり、電気治療機器がある部屋があったり、様々です。
POSTインタビュアー:なるほど。またチームとの契約はどのようにしているのでしょうか。
相良先生:それは契約次第ですね。契約によっては時給換算のところもあれば、様々です。自分に何ができて、どのような契約ができるかも自分の力量次第です。
チームと契約するのも、診療所との契約なのか、個人契約なのかでも違います。
ここの診療所の場合、サッカーチームと契約しており、グランドを貸してもらったりしています。
またスポーツジムに個室を設けてもらったり、施設の中に所属するケースもあります。
やりたいことをできる環境を追求する
インタビュアー:雇用のされ方も様々な形があるのですね。ここも日本とは大きく異なりそうです。では最後に海外志望の療法士へメッセージをお願いします。
相良先生:やりたいことがしっかりあるというのが前提だと思います。ただ海外に来たいとかではなくって、しっかりやりたいことがあれば自然と環境を選ぶようになると思います。
なので、究極的に何がしたいのかを考える必要があると思います。日本でしかできないこともあれば、日本ではできないこともあるので。
そうした状況で海外を選ぶっていうのはそんなに難しくなくって、例えば言葉とかも、そういう行動の際には障害にはなりえないのではないはずです。
とにかくそこまで思えるほど、やりたいことを追求することではないでしょうか。
相良浩平先生経歴
経歴
2003年:筑波大学体育専門大学卒業2008年:Thim van der Laan 卒業 フィジオセラピストのライセンス取得
2012年:Opleiding Master Manuele Therapie 卒業 マスターマニュアルセラピー取得2004年~2009年:FCユトレヒト ユース トレーナー
2008年~現在:Sport Medisch Centrum Amsterdam2010年~現在:V.V.Ijsselmeervogels フィジオセラピスト/コンディショニングコーチ
2011年~現在:オランダ空手ナショナルチーム 専属フィジオセラピスト2013年~現在:World Football Academy サッカーのピリオダイゼーション講師
2011年以降開催しているWorld Football Academy Japan 主催、「サッカーのピリオダイゼーション」セミナーは今年も年末年始開催を予定しております。詳しい情報はこちらのサイト(http://worldfootballacademy.jp)をご覧下さい。キーワード
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