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新型コロナウイルス流行期における嚥下訓練について

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、日本嚥下医学会より嚥下訓練に関する声明が公開されている。

 

このウイルスは主として飛沫・接触によって伝播し、感染者の体内でもウィルス量が多いのは鼻腔・咽頭(上気道)である。また、エアロゾル発生手技による院内感染も報告されている。

嚥下障害診療において、上気道粘膜との接触を伴う嚥下訓練や内視鏡下嚥下機能検査は、エアロゾル発生手技にあたり、感染リスクの高い診療行為である。医療資源の供給が不安定な現状のなか、医療の場での感染拡大を阻止することは、この困難な状況における我々医療者の使命の一つである。


日本嚥下医学会では、「感染傾向が拡大している地域」においては、「非緊急の」上気道粘膜との接触を伴う嚥下訓練や内視鏡下嚥下機能検査は見合わせることを推奨する。

http://www.ssdj.med.kyushu-u.ac.jp/new/detail/?masterid=112

 

なお日本言語聴覚士協会としては、「嚥下評価、訓練を実施する場合は主治医の指示のもと、施設で定められたルールに則り、感染防止に留意して慎重に実施することを基本的な方針とする」としている。

 

新型コロナウイルス流行期における嚥下訓練について

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