地域包括ケアシステム構築のために地域リハ分野で働く療法士が増えています。また、新型コロナウイルス流行の影響で介護保険サービス利用を希望する方が増え、ますます療法士の地域リハでの活躍が求められています。
今回は訪問看護ステーションspito-スピット-に勤務する作業療法士の岡田さんに、「訪問リハビリの現場」についてお話を伺いました。
最初は病院に就職し、さまざまな病棟研修を経て通所リハに配属されました。1年目で在宅に携わり通所リハでの考え方やケアマネージャー、ご家族との関わり方・協力の大切さなど貴重な経験ができました。特に通所リハで働きながら院内との情報共有や連携を心掛けていました。
在宅に関わる中で「もっとご利用者に近い環境での支援をおこなっていきたい」と思うようになり、訪問リハに興味を持ったのがきっかけです。
同法人の訪問リハへの異動も可能だったのですが、病院の環境から離れて、より地域に密着した訪問看護ステーションの方が自分のやりたい支援に近いと考えました。
主にご自宅や入居施設での活動作訓練や機能訓練、セルフトレーニング指導といった内容で介入をおこなっています。時には家族や施設職員への助言もおこないます。
また、訪問看護ステーションということもあり看護スタッフとの連携が重要です。ご利用者の状態など必要性によっては一緒に訪問介入をおこなうことがあります。
以前の通所リハと比べて、生活場面により近い環境で個人個人の特性に応じた生活支援することができる所に楽しさを感じています。
ご自宅でのADLの再獲得やQOLの向上を主に考え、ご本人様のみならずご家族とのコミュニケーションや情報共有を大切に介入するよう心がけています。
小さなことから大きなことまで形はさまざまですが、ご利用者の生活に何か変化をもたらせた時に最高にやりがいを感じます。
女性スタッフが多いため、仕事だけではなくプライベートな相談もしやすく、お子さんがいる家庭でも働きやすい環境だと思います。また、スタッフ同士も気軽に話したりして、雰囲気が明るく笑顔の多い職場なので毎日楽しく働いています。
株式会社EMIAS
リハビリセンターsmile-スミレ-
訪問看護ステーションspito-スピット-
アロマケア研究会
ウーマンズヘルスケア研究会