▶︎肩関節周囲炎に対する理学療法>>https://frozen-shoulder.peatix.com/
肩関節の基礎医学
フォースカップル機構
肩関節疾患の日米定義
日本
米
肩関節疾患の総論
肩関節痛の診断
1、問診:痛みの誘因,出現の仕方,部位などについて,できるだけくわしく尋ねる。凍結肩や腱板断裂など外傷性であれば誘因があり、石灰性腱炎であれば誘因はなく急性発症。
2、視診:筋萎縮(特に棘上筋,棘下筋,三角筋),上腕二頭筋長頭の局所的膨隆(ポパイ徴候:Popeye sign)の有無について確認する.棘上筋や棘下筋に萎縮があれば,腱板断裂や肩甲上神経麻痺を疑う
3、触診:圧痛は重要な所見のひとつであり,その部位は病変の局在に一致していることが多い.代表的な圧痛点は,上腕骨大結節,小結節,結節間溝,肩鎖関節,烏口突起などが挙げられる.腱板断裂の患者では,肩を内外旋させながら大結節部を注意深く触知すると,三角筋下に断裂部を陥凹(delle)として触知できることが多い
4、関節可動域:両肩の屈曲,外転,内旋,外旋運動を行わせ,常に左右差をみてどの可動域が制限されているか調べる.自動運動で制限がみられた場合には,他動運動を確認する.また,上肢を自動挙上させると,途中で大結節が肩峰下を通過する70°~120°で痛みが出現し,この角度を超えると痛みが軽減する.これを有痛弧徴候(painful arc sign)という.最大挙上位付近や水平内転時の肩痛は,肩鎖関節由来の痛みを考える.
5、その他:頚椎由来や神経障害性の痛みが疑われる場合には,神経学的所見をとる必要がある.一般に,頚部神経根症との鑑別のためには,Spurling testが有用である。
参考:高橋博之 他 ,肩痛の治療 診療ガイドラインで推奨される治療とは,Practice of Pain Management Vol.4 No.1, 30-38, 2013
スクリーニングテスト1)
文献1)一部訳
<internal rotation resisted strength test>
90°外転および80°外旋において、内旋強度<外旋強度(IR MMT<ER MMT)の場合、テストは関節内病変に対して陽性です。内部回転強度>外部回転強度(ER MMT>IR MMT)の場合、テストは回旋腱板病変に対して陽性です。
肩関節周囲炎
【肩関節周囲炎後の凍結肩用語の整理】
強直:関節端、関節軟骨、関節包、靭帯などの関節構成体そのものの変化
拘縮:関節構成体以外の皮膚、筋肉、神経などの軟部組織の変化。
肩峰下滑液包炎
肩腱板断裂
肩関節の可動域評価
肩関節1st/2nd/3rdポジションの意味
<肩関節1stポジションの制限因子>
【外旋】
伸張組織:肩関節前方組織・上方組織
圧迫組織:後方組織
【内旋】
伸張組織:肩関節後方組織・上方組織
圧迫組織:肩関節前面組織・上方組織
<肩関節2ndポジションの制限因子>
【外旋】
伸張組織:肩関節前方線維・下方線維
圧迫組織:肩関節後方組織・上方組織
【内旋】
伸張組織:肩関節後方組織・下方組織
圧迫組織:肩関節前方組織・上方組織
<肩関節3ndポジションの制限因子>
【外旋】
伸張組織:前方組織・下方組織
圧迫組織:後方組織
【内旋】
伸張組織:後方組織・下方組織
圧迫組織:前方組織・上方組織
肩関節1st/2nd/3rdポジションの制限因子まとめ
肩関節スペシャルテスト
元東京読売巨人軍トレーナー(理学療法士)の千葉慎一先生
申込み▶︎https://frozen-shoulder.peatix.com/
◯セラピスTVがPPVで登場!
セラピスTVのサービスが開始され早1年。皆様の声が特に多かったPPV配信をついに開始します!その中でも、特に視聴人気の高いコンテンツであり元東京読売巨人軍トレーナー(理学療法士)の千葉慎一先生による「肩関節周囲炎に対する理学療法」をPPV開始記念の特別料金でご視聴できるようにいたしました。更なる特典として、初回のコンテンツ『チャプター1:病態①』を無料で配信します!
※PPV(ペイ・パー・ビュー)とは:1本の視聴ごとに課金されるビデオサービスです。
※配信プラットフォームはvimeoを使用しています。
※配信期間の8月24日を過ぎますと視聴できなくなります。
◯肩関節周囲炎に対する理学療法
★病態、評価、治療と段階を踏みながら詳しく解説
★実技動画も交え、臨床における対応を学ぶ
【目次】
チャプター1:病態①【11分45秒】(無料視聴可能)
チャプター2:病態②【28分02秒】
チャプター3:評価①【27分59秒】
チャプター4:評価②【22分44秒】
チャプター5:治療①【17分18秒】
チャプター6:治療②&まとめ【21分52秒】
肩関節周囲炎は単一の疾患ではなく、肩関節に「疼痛」と「運動制限」を生じる疾患の総称を示します。
一般的には四十肩、五十肩、凍結肩と呼ばれ、臨床でも多く見られる疾患です。
また明らかな誘因がないため、丁寧な評価から始める必要があります。
では実際にどのように対応するのか?
本コンテンツでは病態解説からスタートし、評価、治療の実際を段階を踏みながら詳しく解説。
知識の習得だけではなく、臨床の対応力を高めることができるコンテンツです。
■講師:千葉 慎一(医療法人社団 裕正会 ウェルケアわきた整形外科)
*POST有料会員(プレミアム会員登録時のメールアドレスでお申し込みください)は無料で受講可能です。
→有料会員はこちらをご確認ください。
【参加方法】お申込み終了後、8月10日より視聴用URLをご登録いただきましたメールアドレス、Peatix登録時に使用したアドレス宛にお送りします。
*10日を過ぎてもURLが届いていない場合、メールアドレスにブロックがかかっている可能性があるため必ず「迷惑メールフォルダー」をお確かめの上、迷惑メールフォルダーにもない場合にのみお問い合わせください。
*お申し込みいただいたアドレスが間違っていて配信が受けられない場合においても視聴期限の延長は行いません。
*資料の配布は行なっておりません。
申込み▶︎https://frozen-shoulder.peatix.com/
参考文献
1)Biederwolf NE. A proposed evidence-based shoulder special testing examination algorithm: clinical utility based on a systematic review of the literature. International Journal of Sports Physical Therapy. 2013 Aug;8(4):427.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24175129/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25211618/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22773322/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25211618/