医療保険制度の健全な運営のため、保険診療の質的向上及び適正化を図ることを目的として、保険医療機関及び保険薬局への指導等を実施。近畿厚生局では、管内7府県における個別指導等の主な指摘事項をとりまとめ公開したー。
近畿厚生局から他の地方厚生局にさきがけ「(令和2年度)個別指導及び適時調査において保険医療機関等に改善を求めた主な指摘事項」が公開されました。以下に、リハビリテーションに関連する指摘事項が掲載されているため要確認項目として掲載いたしました。
詳細▶︎https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/iryo_shido/000194512.pdf
8 リハビリテーション
(1)疾患別リハビリテーションについて、次の不適切な例が認められたので改めること。
① リハビリテーション実施計画
ア 開始時又は3か月毎の実施計画の説明の要点を診療録に記載していない。
イ 実施計画を作成していない。
② 機能訓練の記録
ア 機能訓練の開始時刻及び終了時刻の診療録等への記載がない又は画一的である。
イ 機能訓練の内容の要点について診療録等への記載が不十分である。
(2)リハビリテーション総合計画評価料1について、次の不適切な例が認められたので改め ること。
① リハビリテーション総合実施計画書について、理学療法士が単独で作成し、多職種で共同して作成していない。
(3)目標設定等支援・管理料について、次の不適切な例が認められたので改めること。
① 目標設定等支援・管理シートに基づいた説明について、その内容、当該説明を患者等 がどのように受け止め、どのように反応したかについて、診療録への記載がない、画一的又は不十分である。