令和6年度の報酬改定概要:
今年は、6年に1度のトリプル改定の年です。 医療・介護・障害福祉の3つの分野について同時に改定される為、大規模な改定となります。医療は2年に1度、介護と障害福祉は3年に1度改定が実施されます。医療介護障害の全てにおいて共通している事としては、
・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進マイナンバーカードを利用した請求等が夏頃より順次開始されることが決定しており、各事業所は機器の導入などが必要に。
・基本的な単価のアップ
今回は、令和6年1月22日にでた介護報酬改定の「訪問看護」について、訪問看護事業部の管理者目線で(独断と偏見で)解説していきます。
POINT
➀賃金アップの為に1~2%の単価引上げ
②訪問看護として、今回の改定は?
③訪問看護のリハビリテーションにおいて減算は?
①賃金アップの為に1~2%の単価引上げ
介護報酬に関しては、全体的に単価の引き上げが行われております。世界的に見ると日本の経済成長が無い為に、単価の引き上げが今まで極端に低かった事が問題ではあるが、ようやく引上げがなされた。(特に、リハビリテーションに関しては、医師や看護師など他の医療職種に比較し平均年収の上がり幅が極端に低かった。※単位と年収は別ですが)
②訪問看護として今回の改定は?
全体的には、退院時の病院との連携の評価、重症度の高い方の受入れの評価、緊急時訪問看護加算(オンコール)の体制の緩和、ターミナルケアの評価 といった、重症度の高いケースへの介入に単位数増加の対応が取られているようです。本来の訪問看護の機能を改めて評価している形となっていますね。
・基本報酬はほとんどが単位のアップ。
・退院当日の訪問看護 加算が50単位アップ(300→350)
・看取り(ターミナルケア)実施で500単位アップ(2000→2500)
③訪問看護のリハビリテーション減算は?
訪問看護ステーションからの理学療法士等による訪問に関しては、今回の改定である条件下での減算が追加されそうです。
・訪問開始から12か月以上経過している
・緊急時訪問看護加算、特別管理加算、看護体制強化加算のいずれも算定していない
・過去1年の訪問回数が、看護師の訪問回数を上回っている
・更に、要支援の場合は、12か月以上の場合は1回につき、5+15単位を減算。
減算幅としては、想定内ですが、今後は要支援の方は訪問リハビリテーションの方へ移行していきたいという国の意向が伺えますね。
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