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行き場を失った患者たち・・・病院で治らなかった患者の末路 ーなぜ3ヶ月も待ってKnee +Fitness南青山に来るのかー

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・登山するからまた痛くなるんですよ

・自主練はしてるんですか?しないからよくならないんですよ。

・加齢ですからある程度はしょうがないですね。

この声は、私たちのジムに来られたお客様が、実際に病院の医師やセラピストに言われた 言葉だそうです。お客様は私たちのジムに「最後の砦」という気持ちで来られます。 ではなぜ、病院での改善を諦めて私たちのジムに来るのか。その全貌を紐解きます。

問題点は三つ

まず一つにリハビリ時間が少ない。病院のクリニックでは1単位(20分)で行っていることがほとんどです。 20分の間の問診や評価を行おうと、実質10分程度の施術しかできないため、 ほとんどがすぐにベッドで寝て、施術を行い、運動療法はほぼ皆無という現状があります。二つ目にリハビリ施設が少ない。整形外科外来を受け入れているクリニックや病院の数が少ないです。入院患者のリハビリ や退院後のリハビリは行いますが、外来での慢性的痛みに対して、リハビリを行っている ところが多くないです。また保険点数の低さから、病院経営の点においてもそうせざるを得ない状況です。そして三つ目は患者様のベネフィットを聞き出せてない。「ベネフィット」とは、「利益」「恩恵」「ためになること」といった意味で使用されて いる言葉です。つまり患者様が膝を治して叶えたい『夢』です。私たちのジムが一番大切にしているのはこのお客様の『夢』なのです。 本日フォーカスする点はこのベネフィットです。お客様はこのように訴えられます。

・登山がしたい

・ダンスがしたい

・旅行に行きたい

・孫と遊びたい

・お茶や書道がしたい。

これを見てお分かりでしょうが、動作が夢ではありません。あくまで動作は手段でお客様の叶えたい『夢』はその先の『体験』なのです。

外来病院でのリハビリはどうでしょうか?例えば、医師やセラピストは患者様に「あなたの痛みは筋力不足が原因なので筋力をつけましょう」というような動作のメリットだけを伝えることが多くなっています。 メリットをお伝えすることも大切ですが、患者様に「もっとリハビリをするぞ!」と思っ てもらうためには、ベネフィット(夢を伴った体験)が重要となります。

図1:ベネフィットの確認

多くの人が勘違いをしている

ベネフィットと類似している用語に「メリット」があり、混同されやすい用語ですが、両 者には明確な違いがあります。メリットとは、「リハビリを受けるそのものがもつ良さや特徴」のことです。 つまり、痛みをとることにフォーカスしたものになります。一方で、ベネフィットとは、リハビリを実施した後に対象者の方が享受できる恩恵、より 良い未来のことです。メリットは「リハビリ」が主語ですが、ベネフィットでは「対象者」が主語になります。注意点はベネフィットなきメリットはあり得ない。ということです。

例えば、メリットだけを見ると、

・痛みを取るために筋力強化が必要となり筋力強化できたが痛みは取れない

・セラピストに前での歩行は痛くないが、登山に行くと痛い。

ベネフィットありきのメリットとは

・登山をするため3時間の体力とそれに合わせた筋力強化を必要とした膝の痛みの改善。

・フラダンスを10分間踊る際にしゃがみ込みを10回程度できる体力と筋力やバランス能 力を兼ね備えた膝の痛みの改善。

当ジムに来られるお客様はこの上記の点が病院では見てくれないと来店されるケースがほ とんど。最初に伝えた上記の問題点の一つ目と二つ目が改善されないとなると三つ目を改善するし か他にありません。そこで患者様が良くなる3つの提案があります。

病院・クリニックでもできる患者様へのベネフィットの提示

1まずはベネフィット『夢』を記載する

患者様が何を目的としてリハビリに来ているのか、ゴールを明確にすることです。その際 に、パーソナリティに関することや施術時の会話内容等の些細なことも記載を行い、ベネフィットに繋がるようにしています。病院やクリニックにおいても、カルテへの記載内容 としてパーソナリティやバックボーンを記載することで、対象者とのコミュニケーション が変わり、ベネフィットに繋がります。

2ベネフィットに即した動作を行う

山に登るなら階段の上り下り、ダンスをするならしゃがみ込み、テニスをするならサイド ステップなど、動作に即したリハビリを行うことで、ベネフィットの達成に近づけます。 セラピストも患者も何を目標にしてリハビリを受けているのか見失わないためにも、常に 『夢』即した動作のリハビリが必要です。

3自主練をやる環境を作る

自主練は紙ではなく、動画でわかりやすく伝える。自主練を紙に印刷して渡しているところがほとんどで、しかも動作確認も1度きりという 場合がお客様からよく伺います。紙ベースではなく必要なトレーニングの動画を作り込ん で、すぐに渡せる環境にすれば、時短にもなります。運動療法も自主練と同じことをする ことで、さらに精度も上がってきます。

要は患者様に対する事前準備

患者様のことを真剣に考え、行動を想像し、想いに同調することが患者様を良くします。

・事前にカルテをしっかり把握してからリハビリに望んでいるか

・毎回新たな提案ができているか

・ベネフィットに対する動作を行っているか

毎回治療がルーティン化していないかどうかをセラピストとして今一度、患者様にできる ことがないか考えて欲しいと思います。

今回、リハビリの効果を最大化させるベネフィットについて紹介をしてきました。実際に 私たちの元には膝の痛みを主訴として多くのお客様が来られます。痛みを取り除くことは 大前提として、ベネフィット重視のアプローチをしていることも私達Knee+Fitness南青山® にて3ヶ月待ちをして頂いてる要因の一つだと考えられます。

対象者の方がリハビリを実施することによって得られる価値を提供・お伝えすることでよ り良い関係性が作ることができ、目標達成に繋がりますので是非取り入れてみてくださ い。

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変形性膝関節症に対する評価と運動療法

変形性膝関節症を中心とした膝痛に対する、評価や運動療法を実技を交えてお伝えしま す。変形性膝関節症の保存療法は効果が確立されているとは言いがたく、臨床にて思うよ うな効果が出せない方も多いのではないでしょうか?今回は現在予約3ヶ月待ちの膝痛専門パーソナルジムにて培ってきた多くの経験を少人数の 形を取り実施します。このセミナー後には自信を持って膝痛の方に介入を行えることが目 標です。第1回テーマは、『これをしないと始まらない。膝痛の60%を改善するF60とは?』です。 6月21日金曜日19:30〜実施します。

詳細・お申し込みは、下記リンクよりお願いいたします。

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行き場を失った患者たち・・・病院で治らなかった患者の末路 ーなぜ3ヶ月も待ってKnee +Fitness南青山に来るのかー

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