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療法士キャリア3.0時代への準備【株式会社Luxem|白畑賢一】

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理学療法士としてのキャリアは、一筋縄ではいかないことが多い。しかし、努力と情熱を持って取り組むことで、多くの可能性が広がる。今回は、療法士キャリア3.0時代に求められるスキルや心構えについて、訪問リハビリの現場で活躍する白畑さんにお話を伺いました。白畑さんが理学療法士を目指したきっかけから、現在のキャリア形成に至るまでの道のりを紐解きながら、未来の理学療法士に向けたメッセージをお届けします。 

輪違
お久しぶりです。

 

輪違
今日は「療法士キャリア3.0時代に必要なこと」という題名で、白畑さんが今に至るまでのところをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

白畑さん
お願いします。

 

輪違
白畑さんって、もともと出身は東北の方だと思うんですが、理学療法士になろうと思ったきっかけは何ですか?

 

白畑さん
僕が理学療法士になるきっかけは二つあって、一つはもともと野球をやっていて肘を壊したことがあり、整形のクリニックで初めてPTさんに会って良くしてもらったことが大きかったです。

 

白畑さん
もう一つは高校時代に進路を考えていた時、当時の彼女に「そういう仕事はいいんじゃない」と言われたことです。

 

輪違
その彼女とはどうだったんですか?

 

白畑さん
結局その彼女とは別れました。彼女は理学療法士になろうとはしなかったですね。

 

輪違
理学療法の学校はどこに行かれたんですか?

 

白畑さん
山形県内の学校ではなく、宮城県の仙台にある学校に行きました。

 

輪違
仙台の学校で卒業して、キャリアはどこから始めましたか?

 

白畑さん
私は羽村市にある回復期病院に最初就職しました。そこで回復期と維持期、外来などで6年ほど勤務しました。その後、今の訪問リハビリの会社に転職しました。

 

輪違
仙台から東京に行こうと思った理由は何ですか?

 

白畑さん
就職で東京方面に来るケースは多かったですね。私は関東圏をいろいろ見て回り、漠然と「東京に行こう」と思いました。最初の就職先が羽村市の病院だったので、東京に行ったつもりが少し郊外でしたが。

 

輪違
訪問の会社に入った時はどういう経緯でしたか?

 

白畑さん
経緯は少し特殊で、当時の後輩と今の会社の社長が知り合いで、立ち上げる際に声をかけられたんです。

 

輪違
訪問リハビリにはもともと興味があったんですか?

 

白畑さん
はい、回復期で勤務している時も週に一回訪問リハビリをしていたので、訪問自体には興味がありました。

 

輪違
訪問リハビリの会社に入って年収はどう変わりましたか?

 

白畑さん
前職の年収は低くはなかったですが、訪問リハビリに転職してから年収は上がりました。

 

輪違
訪問リハビリの立ち上げ時に大変だったことは何ですか?

 

白畑さん
立ち上げ時は社内の運営システムが整っておらず、営業活動も必要でした。また、人材の定着やマネジメントにも苦労しました。

 

輪違
今後のキャリアについてはどのように考えていますか?

 

白畑さん
店舗が増えているので、人を増やして事業拡大を図りたいと思っています。

 

白畑さん
個人的には管理経験を積んでレベルアップしたいです。

 

輪違
「療法士キャリア3.0時代」というところで、1.0、2.0があった時代に比べて、今は転職前提のキャリアを組んでいくことが求められています。

 

輪違
自分の価値を高めるために学ぶことが大切で、その価値が年収として反映される時代です。

 

輪違
白畑さんから見て、今後の業界でキャリア形成において重要なことは何だと思いますか?

 

白畑さん
その人のモチベーションによって尖れるかどうかがありますが、僕のイメージでは二つあります。

 

白畑さん
一つは技術やスキル面で結果を出せる人。教育的な指導能力も必要です。

 

白畑さん
もう一つは、企業が求める人材として、マイナス面が少なく、広く浅く知識を持っていることが大事です。

 

白畑さん
キャリア形成において企業が採用したい人材は、大きく分けて二つのタイプに分類できると思います。

 

白畑さん
どちらかになれれば将来は安泰だと思います。一つは教育的な指導能力を持ち、スキル面で突出している人。

 

白畑さん
もう一つは、企業が一般的に欲しがる、非常にバランスが取れた人材です。

 

輪違
真ん中の立ち位置は求められないってことですね。

 

白畑さん
表現が難しいですね。笑

 

輪違
これは、飲食店業界で非常に安価な店か高級な店が成功するのと似ています。中間の店が没落していくのと同じです。

 

輪違
真ん中の立ち位置は難しいですが、どちらかに特化することが重要ってことですね。

 

白畑さん
そうですね。

 

輪違
どんな本を読んだら良いでしょうか?

 

白畑さん
療法士としてであれば、基礎運動学やフィジカルアセスメント、生理学、運動学などの基本的な本を読むことが大切です。

 

白畑さん
キャリアを考える上では、自分の得意な専門分野に突っ走ることが必要です。

 

輪違
7月21日のリアル臨床での講演でより具体的にお話いただけるということで、期待しています。よろしくお願いします。

 

白畑さん
もちろんです。よろしくお願いします。

7月21日はリアル臨床

10:45〜11:45  療法士キャリア3.0時代に必要なこと (会場:5F-B)

【演者】

波戸 真之介氏(株式会社ツクイ IT機器推進)
白畑 賢一氏(株式会社Luxem 訪問看護事業部 部長)
穴田 周吾氏(京都芸術大学大学院)
三橋 広大氏(あんしんホーム(株式会社PORT))

>>https://real-rinsyou.jimdosite.com/

 

療法士キャリア3.0時代への準備【株式会社Luxem|白畑賢一】

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