皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は歩数について解説しました。本日は口腔嚥下に対する電気刺激を2種類の視点で解説していきます。
口腔嚥下の復習
今まで何度か解説していますが復習で口腔嚥下について解説していきます。
口腔嚥下に対する介入が重要だと言われている要因として挙げられるのは誤嚥性肺炎のリスク軽減が一番大きいと考えられます。令和3年の厚生労働省の報告では誤嚥性肺炎が死因の6位と報告しています1)。また肺炎疾患の7割が75歳以上の高齢者であると報告されており2)、私たちが関わることが多い高齢者にとっては非常に重要であると考えることが出来ます。
口腔嚥下に対する介入としては器質的口腔ケアと機能的口腔ケアがあります。器質的口腔ケアとは口腔衛生に関わる介入であり、菌を減らすことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減していく方法になります。機能的口腔ケアは私たちが行うリハビリ的な内容であり、筋力増強やリラクゼーションなどが含まれます。
実際の介入でどの様な介入が選択されているのかというと、以下の画像の様に報告されています3)。口腔筋機能運動が1番多く使用されており、電気刺激療法に関しては使用頻度としては多くありません。しかし、電気刺激は非常に有効な介入方法であり、効果が得られやすいです。