皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は足底腱膜炎について解説しました。本日は足部疾患の中でもアキレス腱炎について解説していきます。
アキレス腱
アキレス腱は人体の中で最大の腱組織であり、動作時に大きな衝撃が加わります。報告の中では歩行時に体重の4倍の負荷が加わり1)、走る際には12.5倍の負荷が加わります2)。この様に衝撃吸収に大きな役割を持ちます。
またアキレス腱は可動性を有する必要もあります。アキレス腱は捻れ構造が存在し、捻れ機能により三次元への可動性を作ります。また、捻れ構造により筋肉が効率よく発揮しやすくなります3)。捻れについては個人差があり、軽度・中等度・重度に分けられますが、どのタイプか調べることは困難なため、腱が複合体であることを認識して介入を行う必要があります。