株式会社EMIASは2013年2月に創業し、現在12年目を迎え、医療介護・障がい福祉の分野で様々な事業を展開している会社です。熊本県熊本市北区にある、「しっかりと、実感できる運動空間」をコンセプトにリハビリセンターSmile-スミレ-に理学療法士として入職し、現在は総務として活躍する山邉さんにEMIASで働く上で大切にしていること、働くことの魅力についてお話を伺いました。
インタビュアー
本日はお時間いただきありがとうございます。山邉さん、まずは現在のご職務やこれまでの経歴について教えていただけますか?
山邉さん
ありがとうございます。現在はEMIASで総務として、主にスタッフのサポートをしています。元々はスミレで理学療法士として働いていましたが、産休・育休を経て、現在のポジションに就いています。スミレで直接利用者さんと関わっていたのは実質3年ほどですね。
インタビュアー
利用者さんと直接関わる時間があったからこそ、現在のサポート業務にも繋がる部分があるのでしょうね。現場での経験を通して、大切にしていることは何ですか?
山邉さん
一番大事にしているのは「その人らしさを引き出すこと」です。利用者さんだけでなく、スタッフ一人ひとりに対しても、その人の良い部分や強みを活かすことが重要だと思っています。ご利用者の場合、外出先ではどうしても「外向きの顔」を見せる方が多いので、その奥にある本音や思いを引き出すために、まずはこちらから心を開いて話をするよう心がけていました。
インタビュアー
その人らしさを引き出すために、具体的にどのようなことを意識されていますか?
山邉さん
私は「質問攻め」が得意なんです(笑)。相手の人生や考え方を知りたいと思う純粋な興味から、どんどん質問していくスタイルですね。相手が少しずつ心を開いてくれるのを感じられると、とても嬉しくなります。
インタビュアー
質問を重ねることで信頼関係を築いていくのですね。入社当初からそのようなスタンスだったのですか?
山邉さん
実は入社前はそれほど人に興味を持つタイプではありませんでした。でも、EMIASに入ってからは、利用者さんやスタッフとの関わりを通して「もっとこの人を知りたい」と思うようになりました。社風の影響も大きいですね。ディズニーランドのように「期待以上のサービスを提供しよう」という話を聞いて、それが自分の考え方にも影響を与えています。
インタビュアー
期待以上のサービスを提供するためには、まずその人を知ることが大切というわけですね。
山邉さん
その通りです。相手を知らないと、どんなサポートが必要かも見えてきません。利用者さんだけでなく、スタッフに対しても同じことが言えると思います。
インタビュアー
なるほど。では、スタッフとの関わりで、特に意識していることは何でしょうか?
山邉さん
一つ大切にしているのは「誰に対しても態度を変えない」ことです。もちろん、言葉の伝え方や話す内容は相手によって変えますが、特定の人だけを優遇するようなことはしません。たとえば、上司にも部下にも同じように正直に意見を伝えるようにしています。
インタビュアー
態度を変えず、平等に接するのは簡単なことではないと思います。それを実践できる背景には、どのような経験があるのでしょう?
山邉さん
元々の性格もありますが、友人関係でも同じようなスタンスです。態度を変えないことで、時には真意が伝わらずに距離を取られることもありましたが、それでも自分に正直でいたいと思っています。
インタビュアー
そんな山邉さんの姿勢が、周りのスタッフにも良い影響を与えているのではないでしょうか。今のポジションで感じるやりがいについても教えてください。
山邉さん
以前は現場で利用者さんから直接「ありがとう」と言われることがやりがいでしたが、今はスタッフから「話を聞いてくれてありがとう」「参考になりました」と言われることが嬉しいです。現場での経験を活かしてスタッフをサポートできるのは、とてもやりがいを感じます。
インタビュアー
具体的なエピソードがあれば教えていただけますか?
山邉さん
そうですね。例えば、若いスタッフがご利用者との人間関係に悩んでいる時があったんです。現場での経験を踏まえてアドバイスをしたところ、状況が好転して、そのスタッフから「うまくいきました」と報告を受けたときは、本当に嬉しかったですね。
インタビュアー
利用者さんだけでなく、スタッフにも「その人らしさ」を引き出すサポートをされているのですね。山邉さんは、EMIASの未来について、どのようなビジョンをお持ちですか?
山邉さん
スタッフ一人ひとりの得意な部分を活かして輝ける場所にしていきたいと思っています。お互いの良い部分を認め合い、褒め合えるような職場になれば、全体としてさらに成長できるはずです。
インタビュアー
それぞれの強みを伸ばし合う職場、素敵ですね。山邉さん自身が目指す姿はどのようなものですか?
山邉さん
私は大きなリーダーシップを取るタイプではないので、「地味に役に立つ存在」でありたいと思っています。困ったときに「山邉さんに聞いてみよう」と思ってもらえるような存在になりたいですね。
インタビュアー
頼りになる存在ということですね。最後に、今後の目標や意気込みを教えてください。
山邉さん
まずは自分自身が心の余裕を持ち、スタッフ一人ひとりをしっかりサポートできるよう努めていきます。その結果、利用者さんやスタッフにとって「EMIASにいて良かった」と思ってもらえる環境を作りたいです。
インタビュアー
山邉さんの思いが、スタッフや利用者さんの笑顔に繋がっていくことを願っています。本日は貴重なお話をありがとうございました!