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訪問リハの現場|療法士からみる褥瘡の捉え方

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1.はじめに

なぜのこのテーマにしたのかというと、訪問介護業態において療法士はリハビリテーションだけではなく、全身状態を把握しその利用者様の生活面を踏まえトータル的に、把握し介入していく必要があると考える。では、褥瘡に対して療法士たちがどこまで知識をもち、そして病態把握をし、療法士として何ができるのかを深く考えたことがあるでしょうか。正直私は、総合病院でNST・褥瘡委員会での、役目がなければ、『あ、ポジショニングに気をつけなきゃと』くらいでしか、考えていなかった。その経験をもとに、生活期の療法士は看護師が介入していない利用者も多いため、より注意深く考える必要がある。毎日看護師が訪問するわけではないため、理学療法士の訪問日も状態観察が極めて重要になる。

2.褥瘡の予防と治療

褥瘡は局所的な問題だけでなく、全身の健康状態と深く関係していることが多い。全身管理を行うことで、褥瘡の予防と治療に必要な要素を包括的に整えることが重要。

栄養状態の改善:適切な栄養が皮膚の健康と創傷治癒に重要。看護師との連携や食事の指導を通じて、栄養状態を改善する。病院では栄養士がいることが多いが、在宅では療法士は運動を提供するうえで、栄養に考慮しながら負荷量の設定をより注意深く気に掛ける必要がある。

循環の促進:運動やリハビリテーションによって血流を改善し、皮膚と組織への酸素供給を増加させます。ベッド上長期臥床の方でも、行える範囲でのエクササイズを取り入れていきたい。

3.全身の健康維持

褥瘡患者は、しばしば全身の健康状態が悪化していることが多いため全身管理が重要。筋力と可動域の維持。筋力低下や関節の硬直を防ぐことが重要。また、軽視されやすいのが、呼吸機能の維持も重要。なぜなら、呼吸機能の維持や改善を図ることで、全身の酸素供給を促進し治癒を促す。リハ職種としては、「栄養面の着目」も必要。血液データや、問診などから日々のカロリーなど重文に摂取できているかなど必ず確認する必要がある。

4.包括的なケアの提供

理学療法士が全身管理を行うことで、多職種連携を円滑に進めることができる。在宅では、病院とは違い毎日看護師が状態観察や創の状態を確認するわけではない。私たち療法士たちが観察することで異変に気付き、すぐさま連携がとれることにより、迅速な治癒の進行を助けることができる。多職種チームとの連携: 医師、看護師、栄養士、社会福祉士などと連携し、包括的なケアを提供する。情報の共有と調整: 全身管理に関する情報を他の専門職と共有し、ケアプランの調整を行う。

5.継続的な評価と調整

全身管理を行うことで、継続的な評価とケアプランの調整が可能になる。注意深く、療法士も定期訪問の際に、皮膚観察をしていきたい。また、褥瘡治癒後も発生リスクが高い患者であることを忘れてはならない。そのため、発生リスクの高い部位は、注意深く観察が引き続き必要であると考える。

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