医師1,512万円・看護師525万円・療法士444万円──令和7年、医療3職種の賃金を3統計で並べる
令和7年(2025年)の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」が示す医療3職種の推定年収は、医師1,512.3万円、看護師524.7万円、PT・OT・ST・視能訓練士443.6万円。療法士を基準にすると、看護師は約1.18倍、医師は約3.41倍の水準です。しかし、この倍率は令和6年時点では医師が3.01倍まで縮まっていました。2024年4月の「医師の働き方改革」を挟んで、医師の賃金は1年で+174.3万円と大きく動いています。同じ賃金構造基本統計調査に加え、人事院「職種別民間給与実態調査」、日本看護協会「2025年病院看護実態調査」を重ね、3職種の令和7年の立ち位置を整理します。
※本記事は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を軸に、人事院「職種別民間給与実態調査」、日本看護協会「2025年病院看護実態調査」を重ねて扱います。対象規模・集計方法が異なるため、各統計の数値を直接並べる際は前提の違いに留意が必要です。
令和7年の推定年収──3職種の全体像
賃金構造基本統計調査(企業規模10人以上・男女計)における医療3職種の令和7年データです。
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医師
1,512.3万円
前年比 +174.3万円(+13.0%)
きまって支給:116.32万円
年間賞与:116.41万円
年齢 45.7歳|勤続 7.8年|労働者 145,170人
看護師
524.7万円
前年比 +5.0万円(+1.0%)
きまって支給:36.59万円
年間賞与:85.64万円
年齢 42.1歳|勤続 9.8年|労働者 903,060人
PT・OT・ST・視能訓練士
443.6万円
前年比 ▲0.5万円(▲0.1%)
きまって支給:30.99万円
年間賞与:71.72万円
年齢 36.2歳|勤続 8.4年|労働者 279,650人
※推定年収=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額。看護師は保健師・助産師・看護師・准看護師のうち「看護師」小分類、リハ職はPT・OT・ST・視能訓練士の4職種合算の数値。

療法士を1としたときの倍率は、看護師 約1.18倍、医師 約3.41倍。労働者数で見ると看護師が突出して多く約90万人、次いで療法士約28万人、医師約14.5万人という構成です。
医師の推定年収が+174万円──働き方改革を挟んだ動き
3職種の中で最も大きく動いたのが医師です。令和2年から令和7年までの推移を見ると、医師の推定年収には大きな振れ幅があります。






