前回から、「注意障害」に関して話してきました。その中で、外部への注意と内部への注意に関して触れてきましたが、今回は内部への注意に関して書いていきたいと思います。内部とは、自分の身体へ注意を向けることで、感覚に注意を向けることもそのうちの1つに含まれます。
治療を受けたいがために痛みを作り出すような行動をとってしまうレアケース、虚偽性障害であるミュンヒハウゼン症候群について理学療法士が知っておくべき点についてまとめました。基礎的な事項や症例報告に触れて、もし疑わしい場合に遭遇した時のためにお役立てください。
前回は注意の特徴について書いていきました。分かるようでわからない注意の障害がある患者さんをみていく時のポイントを今回は書いていきたいと思います。 皆さんも注意障害が楽にみられるようにポイントを整理してみて下さい。
母指IP伸展位での手指の活動が、前腕回外運動に影響した運動時の痛みの症例です。器質的疾患から神経障害のスクリーニング評価のポイントと、筋筋膜系の運動器理学療法評価アセスメントについてまとめた症例報告です。患者本人も気づいていなかった先行する代償運動を運動療法でコントロールできるように工夫してみました。思考過程の整理にお役立てください。

いつも議論になる、『徒手療法は効かない、運動療法がエビデンスが高い』の話。慢性疼痛に対してはたしかにそのようにコンセンサスが得られていますが二極化する話ではありません。1例となる慢性非特異的頚部痛の論文をもとにして運動療法について書いてみました。臨床応用では運動療法を応用した局所評価のコツと運動療法例を画像で載せました。
頭痛に対する理学療法士の正しい作法シリーズ第3弾。他の慢性疼痛に比較して頭痛への理学療法・運動療法の推奨グレードが高くない理由を、片頭痛ベースで増悪因子と運動療法の関係から考えてみました。ストレス、天気、月経周期など、運動療法だけに頼らない生活へのアドバイスや、片頭痛への運動療法の影響を検討した文献を引用し運動療法の功罪について再考しました。
『毎日夜寝ていても目が覚めてしまうほど痛い』と訴える場合にどのようなアプローチを提供していますか?『リハビリ中寝ていても痛くないんだから』と適当にしていませんか?睡眠時の腰背部痛を例に論文引用したり、もはや当然の知識である学際的アプローチに則り、医師と理学療法士双方の視点で構成しました。red flagのトリアージ、環境面へのアプローチなど、睡眠時腰背部痛に対して臨床でやっていることをまとめました。
前回、高次脳機能障害における落とし穴に関して書いていきました。では、実際に臨床において、高次脳機能障害を有する患者を、どのように見ていけば良いのかを今回は少し書いていきたいと思います。

たかがブリッジ運動、されどブリッジ運動。ありきたりなブリッジ運動もDNSアプローチの発達運動学と運動器理学療法の身体機能評価のハイブリッドで生まれ変わります。「ブリッジ運動」を腰下肢痛がある患者にどのように導入するか。そして指導のポイントやプログレッションまで網羅しました。日頃臨床でやっている経験則中心ですが、ブリッジ運動を見直す機会となる記事です。
タイトルのような訴えの患者さんにどう向き合うのか。非特異的とか非器質的疼痛という言葉に置き換わった心因性疼痛。身体要因の痛みに心理社会的要因が加わり痛みは長引きます。しかし患者にとっての痛みの意味をたどると、心の葛藤が体に現れた心因性疼痛かもしれないと感じる時があります。理学療法の臨床としてはとてもレアケースであり、読んでいる方全てに役立つ記事ではないかもしれませんが、肋骨痛症例を引き合いに心因性疼痛を再考し理学療法士ができることについてお話しします。