慢性の腰痛に対する遠隔リハビリテーションは、対面で監督を受ける構造化されたリハを上回らなかった。疼痛に差はつかず、機能障害を測る指標はむしろ対面側がわずかに良い。平均的な効果が見えたのは、待機や通常ケア、監督のない在宅運動など介入の乏しい対照と比べた場合に限られる。14件の無作為化比較試験・794人を統合した系統的レビューとメタ分析を、医療情報学の専門誌ジャーナル・オブ・メディカル・インターネット・リサーチが10日付で掲載した。対象は、痛みの原因を特定の器質的な異常に帰せない慢性非特異的腰痛。
著者らによると、対照条件をまとめて統合した平均効果は、0〜10点に換算した疼痛強度でマイナス1.02点(95%信頼区間 -1.78〜-0.26)、機能障害を測るオズウェストリー障害指数でマイナス7.04点(同 -13.43〜-0.65)。運動を恐れる心理を測る運動恐怖には有意な差がつかなかった。エビデンスの確実性は前2つが「低」、運動恐怖は「非常に低い」と格付けされている。






