ピラティスはマットで行うエクササイズと、キャデラックやリフォーマーなどの大型の道具、イクイップメントを使ったエクササイズの2種類があります。
個々人の状態に合ったオーダーメイドのエクササイズを提供するために、スタジオではイクイップメントがよく使われています。
マットで行うピラティスは身体を正確にコントロールすることの出来る上級者向けとなるため、イクイップメントを用い行うピラティスについても、きつくて辛いトレーニングと認識されている傾向があります。
しかしフォームローラーがあれば、イクイップメントがなくても、かなり応用的なエクササイズが可能ではあるのですが、一方イクイップメントのような補助がないため、比較的高いフォームローラーの負荷レベルにより、ローラーの変形などがおきやすい点が指摘されていました。
さらにピラティスがつくられ半世紀が経過しているので、現代医学、科学の視点から再考され、より洗練された矛盾のないエクササイズへの変換が必要な部分もありました。
そこで私は、イクイップメントの有用性とマットの利便性を兼ね備えた独自のフォームローラー、GRIPPONEを開発したのです。さらにGRIPPONEを用いたピラティス「ファンクショナルローラーピラティス®」(FRP)を考案したのもこの流れによります。