解決済2020年01月17日 19:10に投稿

ミラーセラピーの不思議な現象について

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現在右片麻痺(BRS II)の患者様を担当させて頂いています。
ミラーセラピーを実施し、初めは錯覚を覚えて右手が動いているように感じるとのことでありましたが、次第に非麻痺側である左手指が動かしにくくなってきたとのことです。
運動課題としては、セラピスト左手を掲示し運動した内容を患者の非麻痺側で模倣してもらい、その状態をミラー越しに観察するといった内容です。
最終的に手指が麻痺側のように屈曲位を呈した状態で動かなくなりました。
これはどういった現象なのでしょうか、もし分かる方がいらっしょるようでしたら是非教えて頂ければ幸いです。
臨床2年目であり未熟な内容でありますので、ご指摘もあればお願いします。

回答4

ベストアンサー!

確かな情報ではありませんが、様々な要因があるとおもいますので、一例として提案できれば幸いに思います。
麻痺側手に運動麻痺があり、反対側の手にも同様の運動が出現するのは、鏡像運動(mirror movement)が考えられる可能性があります。鏡像運動には麻痺側肢の過剰な努力運動が関与しているとの報告があります。つまり、損傷側の過剰興奮が対側の過剰興奮も出現していることになります。ハイパー直接路の興奮増大により、視床の興奮が増大して、黒質網様部の活動が増大して、視床VL核の抑制が増大して、大脳皮質の興奮が抑制されたと考えになります。
断言することはできず、仮説とはなってしまいます。

2020年04月07日 22:27

回答ありがとうございます。

様々な意見を聞くことはとても重要だと思います。

鏡像現象というのは初めて聞きました。とても参考になります。半球間抑制とは考え方は分けたほうがよろしいでしょうか。

2020年04月08日 06:51

脳の半球間抑制ですが、右手ならば右側の錐体細胞の活動性の低下により、抑制性細胞が産生され、左側の活動を抑制するとのメカニズムとなります。
半球間抑制が低下すると、非麻痺側が上手く抑制されずに、過剰努力となりやすいということですかね。

2020年04月11日 12:47

ありがとうございました。

2020年04月11日 17:28

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