2024.11.20
臀部痛において、硬膜や神経根(炎症)、椎間関節を刺激すると(障害されると)痛みが出現するとのことでありますが、最近になり皮神経による臀部痛が存在することを知りました。この皮神経とは何の神経のことを指し、アプローチはどのようにするのか教えていただければ幸いです。
また下肢痛(坐骨神経痛など)において、例えば神経根症状などで出現することはあると思いますが、末梢のほうで障害されるとすれば梨状筋症候群の他に何か考えられる障害はありますでしょうか。
この2点よろしくお願いします。
臀皮神経が考えられます。臀皮神経は大きく2つに分かれ、上位と下位をそれぞれ支配しています。上位の場合は背部の筋、下位の場合は臀筋の緊張が高くなると疼痛が出現します。姿勢や動作パターンなどで、それらが使いやすい状態(特に遠心性負荷)になっているため、アプローチのポイントになるかと思います。
下肢後面であれば、梨状筋症候群が主になりますが、坐骨神経の通り道の筋により圧迫や絞扼が生じる場合があります。前面であれば、大腿神経や総腓骨神経がありますが、それらもそれぞれの筋を貫いている部分で障害が起こりやすくなります。
末梢であれば神経が筋を貫いている部位を探していけば良いということですね。
ありがとうございます。
解剖の勉強をもう一度してみようとおもいます!