高齢者の方の運動療法としてブリッジングを選択する場合があるたら思います。
私はブリッジング運動とは、股関節伸展運動であり主に大臀筋を狙ったアプローチと考えています。以前勉強会にて踵は大臀筋のフットスイッチとなっているといったことを学びました。となると歩行時、立脚初期の踵接地は大臀筋が収縮するためには必要不可欠となる要素なのでは?と考えています。
ここでブリッジングの話に戻るのですが、先程の話しを踏まえると、ブリッジングの際は踵から押し込むように意識することが大切であり、逆に足関節底屈運動により踵が浮いてしまうようなブリッジングは効果が薄いと考えるのですが実際皆様はどのように考えておられますでしょうか。
実際私の患者様でもブリッジング運動を行う際、踵から押し込むように指示するも踵が浮いてしまう方がおられます(麻痺はない)。
論文など探しても見当たらず、考え方が合っているのか間違っているのか分かりません。
ぜひ意見やご指摘などあればよろしくお願いいたします。
骨盤を後傾しながらしてはどうでしょうか?
踵が浮いてしまうのは骨盤が前傾しながら、膝の伸展で骨盤を持ち上げているのではないかと思います。
個人的経験則で正しい研究法に則って証明された訳ではないので参考程度にしてください。
石井慎一郎先生は、踵接地が大殿筋を入れるスイッチと仰ってましたね。
僕もこの考えは使っていて、ブリッジ運動をしてもらう際は、つま先を浮かせる様に指導しています。
また、石井先生の歩行分析の書籍には、踵接地の初期は踵の外側から接地して、この時は大殿筋下部繊維が働く、その後内側接地した際は、上部繊維が働くと書いてありました。
これを利用して、
下部繊維を入れたい時は、足関節背屈+回外位
上部繊維を入れたい時は、足関節背屈+回内位
でやってみたりもしてます。
これをやれば必ず入るという訳ではないので、収縮を確認して、入らなければ、先に回答していただいた方のように入らない原因を探してみています。
身体は面白いですよね!
ご参考になれば幸いです。
チャーリーさん、宮嶋佑さんとても参考になる回答ありがとうございました!
まだまだ身体のことで分かっていないことが多い世の中で、こういった臨床豊富な方々の経験に基づいたご意見は非常に参考になります。
次回からの臨床に活かしていきたいと思います!