【講習会概要】
自動車運転は近年注目を浴びており、その評価や介入を行う作業療法士は激増しています。しかしながら、運転は生活に直結する反面、他者を傷つける恐れがある注意すべき作業活動です。本講習会では、自動車運転に関わる基本的な知識から行うべき評価、そして介入、運転中断者への知見に至るまで幅広く網羅します。
その中で、過去の知見を踏まえたエビデンスに基づく作業療法評価・介入についてケースも交えながら概説します。この講義を通して、適切な自動車運転評価や介入を行う一助とします。

【講座内容】
■第1講座
作業療法士が知っておくべき運転の基礎知識
講師：澤田 辰徳 先生

＜学習内容＞
①運転作業療法士が知っておく知識
②道路交通法等関連法規
③病期に合わせた作業療法の実践
④自動車運転の対象となる疾患について

＜学習目標＞
自動車運転に必要な基礎知識及び関連法規と対象領域について理解する

■第2講座
身体機能評価と作業療法介入
講師：生田 純一 先生

＜学習内容＞
①身体機能評価におけるポイント
②身体機能に対する介入方法
③事例紹介

＜学習目標＞
身体機能障害者に対する運転評価と改造などを含めた介入について理解する

■第3講座
ドライビングシミュレーターによる評価と介入
講師：外川 佑 先生

＜学習内容＞
①ドライビングシミュレータとエビデンス
②ドライビングシミュレータおよびVRの活用法
③事例紹介

＜学習目標＞
ドライビングシミュレーターを用いた評価と介入について理解する

■第4講座
認知機能評価と作業療法介入
講師：加藤 貴志 先生

＜学習内容＞
①認知機能評価の種類とエビデンス
②認知機能に対する介入方法
③事例紹介

＜学習目標＞
認知機能障害者に対するエビデンス

■第5講座
実車評価と運転中断者への介入
講師：澤田 辰徳 先生

＜学習内容＞
①実車評価の視点
②運転中断が及ぼす影響と介入
③代替手段の提案

＜学習目標＞
既成の実車評価のエビデンスと運転中断者への介入の動向を理解する

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