学生です。授業で水銀柱の血圧計で聴診器を使って、血圧測定を行う授業がありました。自分は結構苦手だったのですが、実習ではオムロンの自動血圧計でみんな測っていましたし、私も聴診器で測ることはありませんでした。それを思うと授業も必要ないんじゃないかと思ってしまったのですがどうでしょうか?
当院では、使用してません。
水銀を使った医療機器は2020年に製造出来ません。
昨今では新規購入する施設は見受けません。
http://no-shukketsu.com/mercury_sphygmomanometer/
しかし、水銀柱血圧計があるのは事実なので、
必要有る無しでなく、計測できる人になるか否かではないでしょうか?
授業でも習った通り、電子血圧計より水銀血圧計のが正確に計測できます。電子血圧計で測れない方や、より正確な値が必要な時に水銀血圧計を使用するのです。
また、アネロイド式血圧計などもありますので、水銀血圧計を扱えるようになることは基本的で大切な技術です。
他の方も回答されてますが、聴診器を使いながら測定した方が正確な数字が出ます。また、手首にシャント形成してる方もいれば、点滴のラインなどで使用できる機器が限られる場合もあるので、聴診器を使った血圧測定は必須スキルといっても過言ではありません。
あとは、電子血圧計は体動でエラーが出ることもあるので、体動活発な方の測定にも必要なスキルですよ^_^
聴診法でも計測できるようになっておく必要はあると思います。理由を2つ記載しておきます。
①通常の自動血圧計では測定不能の方がいます。
私が担当したのは、心疾患で脈音が非常に弱く、不整脈もあり、脂肪も厚めの方で、毎回水銀計で測定していました。
②「水銀血圧計で苦手」というのは、水銀に限らず「音を聴いてアナログの目盛を読むことが苦手」という解釈でよろしいでしょうか?そうなるとアネロイド血圧計も苦手だと思います。
私の知っている施設では、訪問の際はアネロイド血圧計を使用しています。恐らく(1)前述のような自動血圧計で測定できない方対策(2)出先で電池切れの心配が無いという感じでしょうか。「アナログ苦手だから自腹で自動血圧計買って使えば良いか~」という問題でもないのです(詳細は省きますが、責任問題に発展することも...)
その他にも考えられる理由はいくつかあります。実際に聴診法で行う機会は少ないと思いますが、できておいた方が良いと思います。
皆様ご回答ありがとうございました!自分が知らない事ばかりでとても勉強になりました。聴診で正確に測ることができるように練習していきたいと思います!
すでに解決済ですが・・・・
「聴診法でも計測できるようになっておく必要はある」に賛成ですし、医療従事者として出来るべきことと思っております。しかし、ここでは述べられておりませんが、
「水銀血圧計」を業として測定した場合は、日本の法律上、医療行為に当たる可能性があるので、知識として覚えておいていただければと思います。
内容は↓にまとめましたので参考にしてみてください。
https://matome.naver.jp/odai/2152420783713923701 (セラピストは水銀タイプの血圧計を使っちゃいけないの?医療公問題について)