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作業療法士(OT)石田匡章先生−一般社団法人ASRIN代表理事−

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作業療法士を目指したきっかけ

兄弟の影響が大きかったです。兄は放射線技師、姉は看護師をしております。兄から「これからはリハビリの時代だ。仕事の内容的にもお前に向いているんじゃないか?」と言われて、この道に進みました。自分自身が物を作ったりする事が好きで、「物を作る事が、医療の現場で必要にされているんだ」と思ったのが作業療法を選んだきっかけですね。しかし最近は、作業療法士らしいアクティビティは、ほとんどしていないですが・・・(笑)

現在の仕事

現在私は、ダブルワークをしております。上記の訪問看護ステーションに勤務しながら、自身で法人を立ち上げました。昼間には前述のように、訪問看護ステーションにて訪問リハビリをしております。在宅に入り、生活をみながらその人にあったリハビリを提供する。夜には、セラピスト対象のボディケアを行なっております。セラピストも長年経過すると、体調を崩す人が多々見受けられました。正直私自身も、一度体調を崩し、身体のメンテナンスの必要性を十二分に感じました。「自分と同じ想いをほかの方にもしてもらいたくない」その想いのもと、身体をメンテナンスしてもらうように、働きかけておりますまた週末にはセミナーも開催しております。700人ほど集まる大規模な勉強会も行いました。

キャリアアップとは? そのために”今”行っていること

自分が考えるキャリアアップするとは、「自立すること」と思っております。それは精神的な事においても、また環境においても言える事です。現在、回復期病棟など数が増えてきております。もちろん経験年数が若いうちは先輩方に相談し、知識・技術を高めていく必要があります。しかし、いつまでたっても“先輩に聞く姿勢”ではいけないと思います。自分自身が指導する立場、そして自分の考えを伝えていくようするべきだと思っています。自分自身が立つこと、「自立すること」が必要だと考えます。そのために、私は法人を作りました。

リハビリ職を目指す学生の皆さんへ

○高校生へ
とても楽しい仕事と思います。「身体がとてもよくなった。先生のおかげです」と感謝される事も多々あります。お金をもらえて、感謝される。なかなかこのような仕事は少ないかと思っております。ですが、給料面では厳しい事ありますので、その覚悟の上受験をお勧め致します。
○リハビリ在校生へ
「まずは基礎固めをするために、回復期病棟に3年。そして急性期病院に2年。その後在宅に行ってから、家の環境をみたいな。」と思わない事です。これは私自身の経験から矛盾する事と思いますが、時代が変わってきています。この10年でリハビリ業界も有資格者の数が増え、どんどん需要が変わってきております。そのような基礎固めのための、時間を作るという事は、「受け身で学ぶ」ということ。自分自身がまず「自発的に学ぶ」姿勢を作る。これを早いうちから、作っていく事が重要です。
例えば、
・自分で勉強会を立ち上げる。
・仲間内で将来のビジョンを共有し、有志での集まりを募る。
・信頼できる先輩に話を聞きにいく。
そして、最後には職場環境での情報収集のみでなく、さまざまなところから情報を得る努力を続けていくべきですね。環境が仕事を楽しくするのでなく、自分が楽しいから仕事が楽しい!と思えるように。
皆様の将来のご活躍を心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。  

石田匡章先生の経歴

所属:一般社団法人ASRIN 代表理事

HP:http://www.wb.commufa.jp/asrin/

職種:作業療法士

経験年数:10年目以上

作業療法士(OT)石田匡章先生−一般社団法人ASRIN代表理事−

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