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高齢者におけるバーチャルリアリティー訓練の有効性について【論文から学ぶエビデンス】

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Musculoskeletal Monday by Romain Hayem, MSc:

(訳:Takumi Kobayashi)

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Aging and Chronic Diseases by Petra Juffer, MSc

 

高齢者のバランス障害は転倒・転落と密接に関係している。

 

エクササイズはバランス能力の向上を目的として頻繁に行われている。

 

際の生活環境の中でのエクササイズの実施は検証されている。

 

本研究の目的は、転倒歴のある地域在住高齢者に対して、バーチャルリアリティー上のバランス訓練の効果を明らかにすることである。

 

30例の被験者(>65歳)はバーチャルリアリティー訓練群に割り当てられ、理学療法士の指導下で2種類のバランス訓練を6週間行った。

 

40例の被験者(>65歳)は非バーチャルリアリティー訓練群に割り当てらた。

 

各訓練は30分間行い、バーチャルリアリティー訓練群には視覚-前庭リハビリテーションに加え、姿勢制御訓練を追加した。

 

全ての訓練終了後、被験者の安定性限界(LOS:Limits of Stability)と圧中心(COP:Center of Pressure)には著明な改善を示した。

 

さらに訓練終了後9ヶ月後において、バーチャルリアリティー訓練群は転倒・転落と転倒恐怖感の著明な減少を示した。

 

筆者の結論として、バーチャルリアリティー訓練は現在行われている訓練に取って変わるものではなく、他の予防介入プログラムを補完するものだと考える。

 

From: Duque et al., Clin Interv Aging 8 (2013) 257–263. (訳:Kenji Iwata)
アナࢺ࣑ー理学療法

高齢者におけるバーチャルリアリティー訓練の有効性について【論文から学ぶエビデンス】

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