ざっくりPOINT
■4年前のロンドン五輪、柔道男子日本代表のメダルはゼロ。そして迎えたリオデジャネイロ五輪。男子73㎏級の大野将平、90㎏級のベーカー茉秋の金メダルを筆頭に全7階級でメダルを獲得し、復活と躍進を遂げた。その陰には、総務コーチを務めた日本体育大学運動器外傷学研究室 岡田隆准教授の存在があった。ロンドン五輪直後から、井上監督の下でチームの一員となり、総務コーチの任を務めてきた。
■岡田准教授は理学療法士でもあり、日本体育協会公認アスレティックトレーナーをはじめ、数々の指導資格を持つ。また、選手の指導だけではなく、研究やトレーニングの結果を実証すべく、自らもボディビルダーとしても活躍している人物である。
■岡田准教授による食事やトレーニングのアドバイスによって、体脂肪率を20.5%から14.6%と約6%減らしたり、筋肉量を約15kg増やしたりする選手も現れた。そうした結果が、今回の日本代表選手たちの躍進を支えた。
詳細を読む(引用元):日経ビジネス
POST編集部コメント
日本柔道の躍進の陰に理学療法士の存在があったという非常に喜ばしいニュースです。
岡田准教授は、三大栄養素を「いつ」「どれくらいの割合」で食べるかが重要だとしています。
【朝食】は起床直後、体のエネルギーは枯渇した状態のため、炭水化物とたんぱく質をバランス良く摂ることが重要なようです。
【昼食】は炭水化物が多いと血糖値が急に上がり、昼食後の眠気が強くなってしまうのを防ぐために、炭水化物を少なくして、たんぱく質が多めになる工夫を。
「居酒屋は体づくりメニューの宝庫」と岡田准教授は語っており、【夕食】は仕事の疲れを癒やすために居酒屋や自宅で軽く晩酌という習慣は食事メニューの観点からは理想に近いと語っています。
療法士の皆様も、快適に働くために参考にしてはいかがでしょうか。