【海外記事】東ティモール第2弾 〜四肢切断のリハビリが多い理由〜

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東ティモールのリハビリテーション教育事情

現在、東ティモール国内のリハビリテーション有資格者は20人にも満たない状況です。そして、国内に養成機関もなく、インドネシア、フィジー、オーストラリアのいずれかで資格を取得したのちに、東ティモール国内で働くことが一般的です。

インドネシア統治時代には、インドネシア人の理学療法士が東ティモール国内でリハビリテーションを行っていたようですが、東ティモールが独立後に多くは帰国してしまいました。

このような歴史的背景から、東ティモールのリハビリテーションの基盤にはインドネシアからの教育が残ってはいるものの、東ティモール独立後から未だ国内で統一されたリハビリテーション教育のプロトコルは確立されておらず、養成機関の設立に至っていません。

 

東ティモールのリハビリテーションとは

先述したとおり、東ティモールでは独立後からリハビリテーション職の明確な教育プロトコルは確立されておらず、業務範囲も明確な規定はなされていません。

またリハビリテーションに精通している医師もいないため、基本的にリハビリテーション職は患者に対し直接評価、診断、治療を行います。

特に東ティモール地方部には整形外科医が不足しており、理学療法士がギプス固定治療を行う場面もみられます。

  

 

東ティモールならではのリハビリテーション

東ティモールは、ワニを”Avo(おじいちゃん)”と呼び、大切にしています。

なんでも、昔々子供が弱っているワニを助けて、ワニがお礼にワニの背中に少年を乗せて旅をし、太陽が昇る東の海でワニはお腹が空いて、少年を食べようか悩んだ末、食べれずに島になり、その島が今の東ティモールとなったということです。

このワニは少年を食べませんでしたが、実際のワニは人間を襲っており、ワニに噛まれたことで四肢を切断するケースが多く発生しています。そのため、東ティモールでは四肢切断後のリハビリテーションが多くなっています。

素敵な話ですが、海にワニが頻繁に出没しても捕獲や狩猟することは禁止されており、観光資源として綺麗な海を活用していきたい東ティモール政府としては、今後対応が必要かもしれません。

  

 

※今回の連載において、PT/OT/POの先輩隊員の方々および東ティモール隊員の協力を受けています。ここに感謝します。

 

目次

第1弾:東ティモールってどんなところ

第2弾:四肢切断のリハビリが多い理由

 

経歴

2012年 広島国際大学保健医療学部理学療法学科卒業(現総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科理学療法専攻)

2012年 広島赤十字・原爆病院へ入職。

2016年 平成28年1次隊JOCVとして東ティモールバウカウ県のバウカウ県病院にて現在活動中。

 

2014年 YMCA米子のマレーシアスタディツアーへ参加。

2015年 タイスタディツアーへ参加。

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