【性や恋愛に関連】視床下部から放出される「キスペプチン」とは?

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キスペプチン、それは愛情を盛り上げる影の司令塔だ。

存在した! 愛のホルモン「キスぺプチン」~カップルの愛情や性行為を盛り上げる

詳細を読む(引用元):HEALTH PRESS

■「キスぺプチン」。これは脊椎動物脳内の主に「視床下部」と呼ばれる場所にあるニューロンから作られる、ペプチド(peptide:規則的な順番でさまざまなアミノ酸が繋がってできた分子の系統群)だ。

 

■ この愛くるしい名称をもつホルモン、キスぺプチンの活性化をより高め、カップル同士の愛情や性愛行為を大いに盛り上げる方法につながるかもしれない、との研究報告が公表された。

 

■ 「われわれの今回の研究成果は、キスぺプチンが性や恋愛に関連する脳の活性を高め、ネガティヴな気分を抑える効果を示唆している。つまり、よく不妊症の人に見られる心理的な性機能障害や、うつ病の治療にこのキスぺプチンを利用できる可能性も提示している」

 

とてもユーモラスなネーミングのホルモンだ。

キスペプチンは2001 年に日本人により発見された。

視床下部の細胞から放出されるタンパク質で、近年の研究から生殖機能や思春期の発来に重要であることが知られていた。

タイトルに司令塔とあるが、実際に精子を作ったり排卵したりするのは、視床下部にあるGnRHニューロンという神経細胞だ。

GnRHニューロンは性腺刺激ホルモン放出ホルモンを使い、命令を下す。

そして、それを操るのがKiss1ニューロンという神経細胞であり、Kiss1ニューロンがGnRHニューロンに命令を下すときに分泌する物質が「キスペプチン」と呼ばれている。

 今回の研究結果によれば、性的興奮や恋愛感情にともない活性化する脳活動にキスぺプチンが関与する。

そして、それが性機能障害、うつ病にも利用できる可能性があるだけでなく代謝にも関わるということは驚きだ。

女性の悩み解決の糸口となるのだろうか。

 

POST編集部 林 祐介

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