「認知症1300万人時代」 今、療法士にできることは何か?

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最近ニュースを騒がすことの多い高齢者ドライバーによる交通事故。

今見える問題はまだ氷山の一角に過ぎず、問題はさらに深刻化する。

それが「認知症社会」だ。

いまから8年後の2025年。団塊世代のすべての人が75歳以上の後期高齢者に達するこの年を皮切りに、日本は未曾有の「認知症社会」へと突入する。

(中略)

国民の9人に1人、65歳以上に限れば、実に3人に1人が認知症あるいはその予備群の人になるという「認知症1300万人時代」が来る可能性が浮かび上がってきた。

yahooニュース:日本社会が直面する、認知症「1300万人」時代

 

現在、社会的なキーワードになっている「2025年」

8年後には団塊世代のすべての人が75歳以上の後期高齢者に達する。

そしてこれより、日本は未曾有の「認知症社会」へと突入していくのだ。

 

記事中にも高齢者ドライバーの事故に関することが記載されているが、

警察による調査によれば、認知症の診断が義務づけられる75歳以上のドライバーは全国で年間約6万5000人と推計されている。

認知症による運転の可否については、医師だけで判断できるとは言い切れない。

場所によっては、療法士が医師と連携して判断をすることもあるだろう。

認知症罹患者が増えるということは、療法士が関わることがますます増えて行くとも言えるかもしれない。

 

認知症は個人的な対応から街づくりまで全人的なアプローチが必要だ。

例えば「徘徊」で言えば、徘徊をさせないのではなく、徘徊とならない街づくりが必要ではないかと言われている。

認知症の当事者だけの問題ではすまない。

多くはその家族まで多大な影響をもたらし、家族へのフォローという考えも非常に重要なものとなる。

 

8年という時間は長いようで短い。

今から考えていかなければ、間に合わないはずだ。

まずは、このような状況にあることをしっかりと認識することがスタート。

そして自分が関われる範囲から少しずつ行動を起こしていくことだ。

 

(文責 POST編集部 林 祐介)

 

 

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* 認知症の方のリハビリ室への誘導の仕方【作業療法士|佐藤良枝先生】

 

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