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榊原有佑先生−映画監督になった理学療法士(PT)−第一部

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これまでの経歴と今の仕事内容

 

 

ーーーよろしくお願いします。簡単に榊原さんの略歴を教えていただいてもよろしいですか?

榊原さん:はい、まずPTとしては三重大学医学部附属病院に2年間勤務しました。この2年の臨床期間でセラピスト以前に人間として大きく成長し、とても重要な価値観、人生観を見いだすことが出来ました。

 

大学病院で難病の方が多かったのでその2年間は必然的に「生きる」とは、「幸福」とは何かということを日々考えさせられました。簡単に言葉にする事はできないけど、自分が体験したことや感じたことを多くの人に伝えたい、そして伝える為にどんな手段を使えばいいのか考え、僕はそれが映像だと考えました。

 

そして2010年上京し1年間UTB映像アカデミーというところで映像の基礎を学び、その後の2011年映像制作会社で1年間の勤務を経て、2012年映像専門学校の同期とともに「株式会社WAVEMOTION」を起業します。

 

撮影、編集、CGなど自分一人である程度映像制作が出来る技術を身につけた時期であり、20代はとにかく厳しい環境に身を置きたいと考えていたので、起業もその一貫としてチャレンジしました。

 

その環境は上司が存在しないですから、営業から仕事の受注、撮影、編集、納品まで全ての責任を持たなくてはならず、文字通り本当に毎日が「死にものぐるい」でした。

 

そんな時、現所属会社アドウェイズ・ピクチャーズの社長から「映画撮ってみない?」と誘われたことがきっかけで映画業界へと足を踏み入れることになります。それで、昨年映画監督としてデビューするまでに至りました。

 

そもそもなぜ理学療法士になったのか?

ーーー榊原さんはなぜ最初から映画監督でなくPTになろうと思ったんですか?

榊原さん:高校までは、本当にサッカーばっかりやっていました。勉強はほとんどしてなかった。じゃあ進路はどうするかと考えた時に、僕の中ではスポーツトレーナーか映画監督になるかの選択肢があったんです。単純にスポーツと映画が好きだったからです。

 

ーーー重複しますが、その時に映画監督になろうとは思わなかった?

 

榊原さん:映画監督は周囲から「ああいうのは北野武みたいに、何か別のことで成功して、お金持っている人がやるもんだよ」みたいなことを言われて。今思えばそんなことはなかったんですけど。

 

じゃあスポーツトレーナーになろうと切り替えていたのですが、それなら国家資格の理学療法士になった方がいいと聞き、さらに高校時代のサッカー部の尊敬する先輩(JICAでタイにいる岩田研二先生)からも、「サカキ、PTになれよ!」って言われたっていうのも結構自分の中で大きかったですね。

 

それで、PTになろうかなって。愛知県にある専門学校(あいち医療福祉専門学校)に入学しました。

 

 

学生時代の過ごし方

ーーー養成校の学生に何か学生時代の過ごし方でアドバイスはありますか?

榊原さん:専門時代はぶっちゃけて言いますと、バイトして遊びまくっていましたね(笑)。高校時代までサッカーばっかりやっていたんで、進学したら遊びまくりたいってのもありましたね。

 

ーーー僕もサッカーやってたんでなんとなくわかります(笑)

 

榊原さん:もちろん勉強は忙しかったですけど、バイトは全然できました。なんか、実習中とか国家試験前とかも普通にバイトしていましたけど、周りの友達とかは「バイトする余裕なんてない」って言っていましたね。でも効率よくやれば普通にできると思ってました。

 

ーーーそうですよね。僕もバイトしてました。バイトで学んだことが今でも活きている感じです。でも、療法士の養成校でみんな勉強はしているんですけど、学生に対してバイトをするなという学校や、禁止にしている学校もあるみたいです。

 

榊原さん:へーそうなんですか。それは知らなかったですね。でも、リハビリ職って人相手の仕事ですし、サービス業のところもあるからバイトはしたほうが社会勉強になることが多いと思いますね。

 

ーーー僕もそう思います。

 

榊原さん:社会性を身につけるのって知識で覚えるだけでは難しい。そういう意味でバイトを通して経験すべきと思います。人相手の仕事だからバイトはすべきです。でも、もちろん最低限の準備というかリハビリの勉強はする前提で、ですけどね。

 

【目次】

第一回:映画監督になった理学療法士

第二回:映画製作を考えたきっかけ

最終回:理学療法士だったから映画監督になれた

 

【栞-shiori-】公式HPオープン!主演:三浦貴大(理学療法士役)監督:榊原有佑(元理学療法士)

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元理学療法士の榊原監督による、理学療法士のリアルな葛藤を描いた異色作、映画「栞」クランクアップ

 

具体的なストーリーや主要キャストのコメントをこちらからご覧いただけます。

 

 

 榊原有佑さん経歴

2005年 あいち福祉医療専門学校 理学療法学科 入学(3年間)
2008年 三重大学医学部附属病院 理学療法士として入職(2年間勤務)
2010年 上京し映像学校で映像の基礎を学ぶ(1年)
2011年 映像制作会社に勤務(1年)
2012年 同期と映像制作会社を起業(1年)
2013年 映画監督としてデビューする


【平穏な日々、奇蹟の陽:予告編】

2014年 (現在:数本の映画企画の脚本執筆中)

<所属・役職・受賞歴>,br> 株式会社アドウェイズ・ピクチャーズ所属
映画監督・CMディレクター
2013年「平穏な日々、奇蹟の陽」(主演:有村架純)で映画監督デビュー
同作品がアジア最大の国際映画祭「ShortShrotFilmFestival & Asia」に入賞。ベストアクトレスアワード受賞。

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