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スペインのプロサッカー選手にも使用される"ガンチョ"とは? 【理学療法士|ラモン・アイグアデ氏】

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ー なぜ理学療法士になられたのですか?

 

ラモン・アイグアデ氏(以下:ラモン氏)常に医療業界全般に対して使命感を感じていました。

 

私の時代ではスペインにおいてまだ認知度が高くない非常にポテンシャルの高い職業でした。

 

緊急性の高い職業で、散発的に患者を診断する医師と違い、日々患者に接し治療を重ねるという仕事のあり方に私は惹かれていました。

 

ーここまでのキャリアについて教えていただけますか?

 

ラモン氏 高齢の患者さんを診るところから私のキャリアが始まりました。その後間も無くいくつかの公立大学で教授として働く幸運にも恵まれました。

 

プロとして非常に早いスピードで高齢の患者さんを診る現場からスタ ートし手技とスポーツ選手を扱うことで自分をスペシャライズするところまで来たと思います。

 

ー 近年のスペインの理学療法士を囲む現状を教えていただけますか?

 

ラモン氏 現在、非常に多くの理学療法士が存在します。マーケットとしては飽和状態で職を求めてフランスやイギリスに渡る人も少なくありません。

 

国内の不況の影響もあり公募求人は少なく、多くの療法士が現状自分のクリニックを開くような形で仕事をされています。幸運なことに理学療法士は現在多くのフィールドにおいて需要があります。

 

スポーツ、外科、ウロギネコロジー、小児科、神経科…。全ての人が望んだようにではありませんが、こういった需要のおかげで多くの理学療法士が職を手にすることが出来ています。

 

スペイ ン国内では現在5万人の理学療法士がおり、看護師、医師の次に多い医療関係職種とされています。

 

ー Fisioformacion の活動はどういったものですか?

 

ラモン氏 弊社は、理学療法士が大学過程を終えられた後の一つのキャリアの選択肢として理学療法士にセミナーを提供しています。

 

世界でも屈指の理学療法士でもあるMichael ShacklockやAnn Coolosそしてスペイン人理学療法士と共にスペイン国内をはじめ、ドイツ、コスタリカ、メキシコ、エクアドルといった国々でセミナーを開催しています。

 

最新技術を導入しながら様々な分野で理学療法にイノベーションを起こしてきたことが我々を差別化してくれていると思います。

 

ー ガンチョとは何ですか?

 

ラモン氏 ガンチョのメディカルデバイスとして分類されるツールです。人体の様々な部位や領域の形態学に適応するよう考え出されたものです。衛生面と耐久性を追求してステンレススチールを用いて作成されています。 ガンチョは一生に渡って使えるツールとも言えます。

 

 ー ガンチョのメリットは?

 

ラモン氏 主に2つのメリットが挙げられます。

 

一つは理学療法士の手を、日々の手技による治療の消耗から守ることが出来ます。二つ目は手技では届かないような部位に対しても正確さとコントロールを持って治療を行うことが出来ます。

 

さらには一度ガンチョによる治療を受けたアスリートは、その治療をその後も求めるような中毒性を生む傾向があります。経済的な負担も少なく患者に対して自らをスペシャライズし競合の治療家と差を明確にすることが出来るツールです。

 

ー ガンチョの欠点は?

 

ラモン氏 使い方を間違えると大きな痛みを生むケースがあります。皮膚の状態が良くない部位、ガンチョを動かすのが難しい部位、運動神経の通る部位へは構造的なダメージを与えてしまう可能性があるため使用を控える必要があります。

 

また、ガンチョの使用には正確な知識と技術を必要とするため、使用前に研修・セミナーを受講することが必要不可欠となります。

 

ー どういった環境でガンチョが使用されていますか?

 

ラモン氏 全ての環境において使用が推奨されますが、特にスポーツ面で導入が非常に進んでいます。

 

高齢者や子供に対しては、器具の使用の必要性をよく見極め、細心の注意を払う必要性があります。

 

ー 実際に治療を受けている患者やアスリートから、どういった意見や感想を受けていますか?

 

ラモン氏 先ほども述べたようにガンチョの中毒的な効果を生みます。

 

初回の治療24時間ほどでは痛みを伴うことがありますが、その治療効果は即時に発揮されます。

 

ガンチョが癒着・拘縮し運動や機能が制限された部位に様々な理由で細胞の構造的な損傷をもたらします。ガンチョの使用により血流が上昇、組織の再 生が促進されます。また体温の上昇により、構造的な回復だけでなく、代謝の改善を促すことも出来るのです。

 

ー日本へのメッセージ

 

ラモン氏 我々ヨーロッパの人間にとって日本は神秘的であり、文化的にも非常に興味深い国です。

 

ガンチョはヨーロッパで生まれた技術ですが、日本の療法士をはじめ、患者の方々にも間違いなく受け入れられ適応する技術だと確信しています。

 

我々の経験と技術を出来るだけ多くの方に提供できればと思いますので、この機会を是非お見逃しなく活用していただきたいです。

 

ガンチョセミナー開催決定!

【日程】7/15、7/16、7/17(3日間)
【時間】9:00~17:00(途中1時間の休憩)
【場所】東京都 墨田区周辺施設(申込みをされた方にご連絡致します。)
【定員】20名
【受講費】216,000円(税込み)*受講費にはガンチョのセットの料金も含まれます。

◎早割価格:172,800円(税込み)
*5/31までに申し込みを頂いた方が対象となります。

 

ラモン・アイグアデ氏 プロフィール


理学療法士、神経心理学士、ジェイダ大学教授。理学療法における数々の文献執筆も行っており、フランスの雑誌Kinésithérapieの委員会のメンバーも務めている。
理学療法関連の書籍の翻訳、改訂も行う。多くの理学療法士を教育・輩出し、その中にはプロのサッカーチームやバスケットのチームでトレーナーを行う者も多数。
とりわけFCバルセロナのトップチームのトレーナーたちを育て上げたのは彼の顕著な実績である。スペイン、ポルトガル、ベルギー、メキシコ、コスタリカ、アルゼンチンなどの国にてこれまで150回以上ガンチョのセミナーを実施してきた。

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