キャリアコンサルタントが徹底サポート

記憶力の向上を電気刺激で|リハビリテーションへの応用に期待

4777 posts

ワーキングメモリーとは、複雑な情報を処理する際、一時的に記憶を貯蔵する機能である。

お金の計算をしたり、会話中に最適な返答をするため内容を一時的に記憶・解釈するために必要とされていたりと日常生活で非常に重要な機能と言われている。

その活性化が電気刺激で行えるという研究結果が報告された。

 

「ワーキングメモリーの典型的なパターンは、課題が難しくなるほどに遂行速度が遅くなるというものですが、電気刺激で(各領域からの)脳波を同期させたときは、シンプルなタスクと同じくらいの速さで難易度の高い課題を遂行できました」

引用元:WIRED

 

この研究は、ワーキングメモリーに関連するとされている脳の2つの領域(中前頭回と下頭頂小葉)に、経頭蓋交流電気刺激法を用いて電流(シータ波)を流しワーキングメモリーの賦活が行えるか実験したものである。

結果として、2つの領域に対して電流を同期させた群では、複雑なタスクもシンプルなタスクと同じくらいの遂行速度で行う事が可能であったようだ。

また、機能的磁気共鳴映像法(fMRI)でも同期させた群では、中前頭回と下頭頂小葉の活動が増加している様子が見られたという。

研究者らは今後、脳損傷、脳卒中、てんかん患者などに、電気刺激によるワーキングメモリーの賦活と、認知トレーニングを組み合わせ、脳の機能回復を促進していきたいと話している。

 

記憶力の低下により求める運動や行動、日常生活課題を実施出来ていないと感じる患者、クライアントも多い。

今後、このような電気刺激が簡易的に行えるような機器などが開発され、リハビリテーションの促進になる事に期待したい。

 

 

合わせて読みたい

【マインドフルネス作業療法 |  織田靖史先生】

 

1,引用文と本文の区分をはっきりする。引用文には、「blockquoteタグ」で囲うものとする。2,引用元の本文を全文引用しないものとする。3,引用文は勝手に編集(構成上略す場合を除き)、内容の変更は行わないものとする。4,引用文のみの記事構成にはしないものとする。以上.
<本記事は、※1著作権法第32条 を参考に、以下の部分に注意し、記事の引用を行なっています。>

※1(引用)著作権法第32条  公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。(文化庁:著作権なるほど質問箱

記憶力の向上を電気刺激で|リハビリテーションへの応用に期待

最近読まれている記事

企業おすすめ特集

編集部オススメ記事