転職理由として勉強したいからはありえないワケ

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転職理由としてふさわしくない理由の一つに<勉強したいから>、を前面に出すことであります。

 

新卒採用ならまだ分かりますが、中途採用で入る場合は病院、企業は即戦力を求めます。「御社の教育カリュキュラムで勉強したいです」など口が裂けても言ってはいけないのです。

 

勉強したいと言えばいいわけでない

そもそも転職時の面接の際に「勉強する」といえば、面接官に意欲があると思ってもらえると勘違いしている療法士がいますが、これは大きな誤解です。

 

診療報酬上、経験がある理学療法士・作業療法士が担当しようが、経験がない理学療法士・作業療法士が担当しようが、1回あたりの売上には差はありません。

 

ということは、採用側としては経験年数など関係ないのです。逆に経験年数が高いということはデメリットにもなりえます。前職のルールが染みついている。給料が新卒と比較すると高いなどが挙げられます。

 

採用する側が、転職者の面接時において欲しい人材は、即戦力であり病院、企業などの組織に貢献してくれる人材が欲しいのです。しかし、理学療法士・作業療法士の採用面接では「勉強したいです…」と受け身的な発言をしてしまう方々が多いのが現状です。

 

謙虚に言っているケースもあるかと思いますが、新卒採用ならまだしも中途採用での上記のような発言はマイナスにしか働かないことを肝に銘じておきましょう。

 

もう少し具体的に話しますと、プロスポーツにおいては、シーズンを通して活躍した選手が、他のチームへ今の待遇より良い条件で引き抜かれます。しかし、シーズンを通してケガが多かったりプライベートで問題を抱えていたり、結果が伴っていない選手は、解雇されて引退するか他のチームへ移籍するかのどちらかしかありません。

 

そんな選手は崖っぷちで「勉強したいです」なんて言って、選手生活を続けられるわけではありませんよね。当然そうなる前に、結果が出せるように日々努力をしているものです。

 

勉強する上で大切な3つのこと

①環境は関係ない

今、働いている環境が勉強できないとかただの言い訳です。

 

勉強するのに環境はあまり関係ありません。日々の臨床でしっかり目の前の患者さん、利用者さんを担当していることが最大の勉強です。

 

そして、勉強のための勉強ではいけせん。

 

勉強するということはゴールを意識しなければいけません。このゴールというのは勉強することでの価値です。

 

この価値を明確化させないで勉強しているのは迷いの森に地図、コンパスを持たず冒険を続けているようなものです。しっかりと勉強する目的をもって勉強することが大切です。

 

②わからないことはさっさと人に聞く

わからないことをずっと悩んでいても仕方ないです。変なプライドは捨てて周りに聞きましょう。

 

特に療法士は人に教えることが大好きな職種の一つだと思います。

 

また、現在はGoogleなどでキーワードを入れればある程度の情報にアクセスできる時代です。わざわざ図書館に行って調べなくてもインターネットで調べることができます。もちろん情報の正誤性はしっかり確認しなければいけませんが、何もしないよりはいいかと思います。

 

③セミナーに行くことが勉強ではない

セミナーに行って満足している人は多いですがセミナーに行くことが目的になってしまうのは良くありません。後述したように、ゴールをしっかり意識することが大切です。

 

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転職理由として勉強したいからはありえないワケ

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