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【日常の業務において感じた違い】●●が日本よりも進んでいること

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 私は、外国語習得は決して得意ではありませんし、学生時代に留学した経験もありませんでした。学生時代を思い返しても、決して英語は、好きな教科ではありませんでした。

 

 現地の言語を使用できるかどうかは、海外で仕事する上で、現地の人との信頼関係構築やコミュニケーションの円滑化等業務遂行上、必須の能力です。特に、村落や都市部の貧困層の人々と会話をし、彼らのニーズを直接把握する為には、彼らの使用言語の理解が絶対に必要です。

 

コロンビアの公用語はスペイン語です。そのため、必死にスペイン語を勉強しました。

 

 私は、青年海外協力隊の派遣前研修で、初めてスペイン語に触れ、本格的な勉強を始めました。派遣前研修では、約2ヵ月間みっちりスペイン語を学習するという準備プログラムが組まれていました。

 

授業で課される宿題を中心に取り組みましたが、スペイン語の音に慣れるため、NHKラジオのスペイン語ニュースやスペイン語の音楽をYouTube等で検索して視聴していました。聴いている時に、知っている単語を聞き取れた時は、大変嬉しかったのを覚えています。

 

 青年海外協力隊の活動期間中は、とにかく積極的に現地の人と交流するようにしました。

Photo:現地の療法士とディスカッションする

 

その際、常にメモ帳と辞書を持ち歩き、わからない言葉はメモに書き留めるか、会話の相手に直接書いてもらい、後から辞書で意味を調べて暗記していました。

 

 

Photo:常に持ち歩いていた三種の神器(辞書、メモ帳、ペン)

 

インターネット環境もあったので、スペイン語の音楽やNHKラジオの視聴も継続しました。NHKラジオは、書き取りながら視聴するように変更しました。

 

音楽の視聴は、歌詞をインターネットで検索し、それを見ながら聞き、意味のわからない単語を調べて暗記し、その曲を何度も繰り返し聞き、頭にしみ込ませました。

 

 さらに、新聞記事を読む等、とにかく辞書を片手にスペイン語に触れるようにしました。 活動の後半からは、公的なスペイン語検定試験である、DELEを受験すべく市販の対策問題集を購入し、勉強しました。

 

 青年海外協力隊の活動終了後、日本で働いていた際も、スペイン語の勉強は継続し、西検やDELEの専門家等の業務に必要なレベル到達まで、定期的に受験していました。週一回、自宅近くでレッスンに通っていました。

 

また、語彙を増やすべく、BBC Mundoという英国放送協会が作成するスペイン語版の記事をスマートフォン等で空き時間に読み、わからない単語は調べ暗記する事を繰り返しました。

 

 これらの学習の成果か、要件として求められる語学レベルである、スペイン語資格のDELEのB25を取得出来ました。 振り返ってみて、私の語学能力の伸びは、右肩上がりに直線的ではありませんでした。

 

一段階段を上り、停滞し、また一段上り停滞しと、一段一段ゆっくりと向上していったような気がします。

図1.:語学の成長線

 

語学習得の近道はなく、根気よく、楽しく続けられる方法をみいだして欲しいと思います。

 

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