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全国のデイサービスの3%!? この数字は何でしょう?

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正解は、「全国のデイサービスのうち、療法士(PTOTST)を配置している事業所の割合」です!

 

1.デイサービスと療法士配置の現実

 

 

(引用:社会保障審議会資料)

 

理学療法士協会が調査した1081件のデイサービスのうち、「リハビリ特化型」の看板を掲げていると回答したのは161件、全体の約15%となっております。

 

昨今では特に、「〇〇特化型」といった名称のデイサービス等を見かける機会が増えてきているように思います。

 

では、161件のうち、リハビリの専門職である理学療法士等を配置している事業所はどのくらいあるのかというと、上図右のグラフにある通り、配置していると回答したのは161件のうちの23%で、全体1081件に対し37件となります。

 

続いて、下のグラフをご覧ください。

(引用:社会保障審議会資料)

 

リハビリテーション特化型デイサービスのうち、理学療法士などが配置されている事業所と、そうでない事業所において、日常生活自立度の変化には大きな差がでているようです。

 

そんな中、われわれ株式会社Luxemも今年の4月から、経営する4店舗のデイサービスのうち1店舗、「デイサービス楽庵」をリハビリテーション特化型デイサービスとしてリニューアルいたしました。

 

2.リハビリテーション特化型デイサービスの立ち上げ

われわれはリハビリテーション特化型デイサービスでも、特に歩行訓練に特化したデイサービスを目指しました。療法士の視点から、デイサービス利用者に対し、どのような環境を設定し、どのような流れでサービスを提供すれば、リハビリテーション特化型の看板を掲げるのに相応しいデイサービスになるか、というテーマでリニューアルに取り組みました。

 

まず環境面では、歩行練習や立位練習を行うに十分なスペースを確保するため、デイサービス内の20畳の広さの部屋を機能訓練室として整理し、平行棒を2基設置、床も畳からフローリングに張替えをしました。

 

その他に、室内だけでなく、不整地などの屋外歩行練習もフォローできるよう、機能訓練室から、屋外の庭に出られるよう手すりを設置しました。

 

 

【リハビリ介入時】

療法士による初回評価は『バランス評価』を統一して行い、療法士間の申し送りの円滑化を図り、また介入時は治療台を使用することで、療法士のアイデンティティでもあるさまざまな手技を用いた機能訓練も行える環境を整えています。

また、利用者の歩行に対する注意点や指導方法をデイサービス職員にも書面で残し、後日デイサービス職員がそれを実施してみてどのような様子であったかを記載するためのスペースも確保し、リハビリ介入後の様子も把握できるようにしています。

 

【リハビリ介入時以外】

リハビリ介入時だけではなく、リハビリ以外の時間をどうすれば、利用者がより機能的で活動的に過ごせるのかを考え、デイサービス職員への介助方法、自主トレーニングの指導を行っています。

具体的には、可能な限り介助量を軽減した介助方法の指導・伝達と、利用者ひとりひとりに適した自主トレーニングメニューの配布です。

他に、集団体操も平行棒を使い立位で、利用者のレベルに合わせられるよう段階的なプログラムを用意し、デイサービス職員へ周知、指導を行いました。

 

3.その結果

さて、療法士視点でデイサービスの環境やサービスをリニューアルした結果はどうであったか。

療法士の初回評価は共通のバランス評価を行うと前述しましたが、この時のスコアをグラフ化し、3か月に1度の頻度で再評価を行い、経時的な変化も記録しています。

 

少しご紹介すると、バランス評価のひとつにTUGを行っています。

4月~7月まで利用し、かつ4月に初回評価を行うことのできた11名の利用者の、4月時点での平均値は約10.8であったのに対し、7月時点では約8.4となっています。もちろんレベルも様々な利用者全体の平均なので、本当に大まかな数値ではありますが、3か月の利用で過半数の利用者がTUGの転倒カットオフ値をクリアできた、とも言えます。

 

TUGに関してはあくまで機能的な変化ですが、ADLでも、

4月時点では肩が挙がらず着替えに介助を要していた利用者が、9月時点で上着の更衣は自立で可能となった」

「送迎時の車の乗り降りに中等度の介助が必要だったが、近位見守りで可能になった」

「玄関の段差でつまずかなくなった」

といった変化には枚挙にいとまがありません。

 

というのも、

①デイ送迎時にご家族に家での様子や困っている事をデイサービス職員が聴取

②リハビリ職員へ伝える

③それを踏まえリハビリ介入する

④介助方法や身体機能に変化が起こる

⑤ADL動作が変わる

 

といった良いサイクルを起こせるよう、デイサービス職員、リハビリ職員間の連携を特に意識して介入している結果でもあるのです。

先日、日本理学療法士協会の半田一登会長がリハビリテーション特化型を謳うデイサービスが増えてきたことに対し警鐘を鳴らしていたのは記憶に新しいと思います。

(参考:https://1post.jp/2595

 

加えて、「デイサービス、リハビリ重視で介護報酬増へ」といった記事がアップされていたように、国も、デイサービスなどの施設に対し適切な人員配置を行うことを今後ますます推奨していく傾向にあると言えます。

 

 

みなさんの考える「リハビリ特化型デイサービス」のイメージはなんですか?

 

われわれは、「療法士が評価し、療法士が立案し、療法士が介入し、療法士が監修を行う」デイサービスの事だと、われわれは考えています。

 

とはいっても、まだまだ思考錯誤を繰り返している毎日なのですが、少しでも興味を持たれた方は、下記までご連絡ください!

 

 

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※Luxemでは、「認定理学療法士」など各協会の認定資格に対して毎月の給与に手当を設定しています。

詳しくはこちらを参照ください。

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詳しくは以下へお問い合わせください

株式会社Luxem 採用窓口:吉川(きっかわ)

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連絡先:044-935-3652 


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