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【求人あり】第2部:理学療法士が行う腰痛予防スタジオ(自費)へ編集長の今井が検査に行ってきたら意外な結果が…

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理学療法士の専門領域は何なのか。運動療法?徒手療法?インソール?どれも一部ではそうなのかもしれません。そのどれにも当てはまるのは、“評価”ではないでしょうか?そんな理学療法士の専門性をフルに生かし、かつ最新の検査機器を導入し、腰痛検査を自費で行なっている施設に潜入してきました。今回は第1部に続き、機能評価と運動器評価編をお送りいたします。尚、この施設は理学療法士の新しい活躍の場を一緒に作り上げる仲間を募集中だそうです。 詳細は記事を最後まで御覧ください。

 

続いては、この静的アライメントをもとに、前屈/後屈、側屈などの動的アライメントを動画にてチェックしてもらいます。

 

まずは、前後屈から!

「持ち前の柔軟性を見せてやろう」と、意気込む。

 

この時の痛みは一切ありません。腕が長すぎるのか、なで肩なのか、驚異の柔軟性を見せられたかと思います。ただ、櫻井先生にご指摘いただいたのは、前屈の時、ヒップストラテジーが無く、背骨の柔軟性だけに頼った前屈だそうです。

こちら、櫻井先生の見立てを詳細にお伝えします。

 

【前屈評価】

前屈動作は脊柱の屈曲、股関節屈曲の複合動作です。このとき、上半身質量中心位置が前方移動するため、骨盤の後方移動(股関節屈曲)を伴い、下半身質量中心位置を後方移動させ、身体重心位置を支持基底面内に保持させます。しかし、今井さんの前屈動作は骨盤の後方移動(股関節屈曲)が少なく、代償的に脊柱の屈曲が過剰に認められます。この機能評価から、運動器的な要素かもしくは戦略的に股関節屈曲よりも脊柱の屈曲をより過剰に屈曲させるのではないかと推測を立てました。

 

さて次は、側屈です。

 

んーー特に何もないようです。この時も特に痛みは発生しておりません。

 

みなさんご覧いただいていかがでしょうか?特に、いうことない場合は、頭の中でこの画像にアフレコしながら見ていただくと、楽しめるかと思います。

「どうしよっかなー何しよっかなー♪」

 

背骨の動きの中で、特にオーバーユーズとなっている部分を、チェックしていただいております。そうやら私は、下部胸椎でほとんどの動きを作っている様です。

こちら櫻井先生の詳細な見立てです。

【座位での脊柱可動性評価】

屈曲位から伸展位にした際に、まずは屈曲姿勢において胸腰椎移行部の屈曲が著名に観察されます。スタティックアライメント評価でTh1-8までの胸椎がフラット化していたこともあり、上位胸椎の屈曲はあまり観察されません。その姿勢から伸展に移行する際、屈曲が強かった胸腰椎移行部の伸展が強く観察されます。屈曲、伸展ともに胸腰椎移行部の可動性が中心となっています。

 

この他、胸郭の柔軟性を見ていただいたり、体幹のパワーを見ていただいたり、股関節の可動域を見てもらったりと、全身をくまなくチェックいただきました。

 

 

時折こぼれる「やらかいなー」という言葉で、心が明るくなります。

こちら櫻井先生の詳細な見立てです。

【各運動器の評価】

各運動器の評価を実施してみると、今井さんは右の股関節の屈曲が左に比べ腰椎の屈曲を伴い、分離していないことがわかりました。また、胸郭の可動性も若干低下していました。スタティックアライメントにおいて、肩峰に対し腸骨稜が前方に移動(骨盤前方移動)しているため、上半身質量中心位置が後方化することで、膝関節伸筋群が常に遠心性収縮で活動し、大腿直筋の筋長評価ではスティフネスになっていました。

 

それではいよいよ結果発表です!

ジャジャジャジャジャーン♪

 

出ました!筋・筋膜性疼痛なかなか都合のよい場合に用いられる用語ですが、結論をいうと検査で予想された動作の問題はなく、なぜか全く検査とは関係のなかった、右膝のバックニーを攻められるという結論に至りました。笑

 

要するに、「うちのスタジオに来なくてもいいよね」ということです。まぁ、確かに明らかな痛みはほぼないので、仕方ないのかと思います。

 

ただただ、僕の身体能力を褒めていただき、ただただ、気持ちよくなっているひと時でした。

 

ただ、ここにいらっしゃる方の大半は、スウェイバックが多く、それでいて骨盤が前方に滑っているパターンの方々が多いとのことでした。今後は、定量的な部分に加え、定性的な部分の検査も行なっていくとのことでした。

 

今回の検査でわかったことは、「今井は身体能力が高く、肩甲骨が変で、バックニーな女性的体型だ」ということです。

 

理学療法士が、評価でお金をいただく世界がすでにありました。これはある意味で、理学療法士の専門性がより明確化されてきた時代なのではないでしょうか?

 

こちら櫻井先生からの総評です!

【総評:腰痛手帖の説明】

・前屈において股関節屈曲よりも脊柱の屈曲を優位に使っている

・座位の屈曲姿勢では胸腰椎移行部が過度に屈曲している

座位の屈曲姿勢から伸展への動きも胸腰椎移行部の動きが過度に出現している

・右股関節屈曲は腰椎の屈曲を伴う

・両側の大腿直筋がスティフネスを起こしている

・胸郭の可動性が若干低下している

上記評価結果により、編集作業等の長時間の座位姿勢では胸腰椎移行部の屈曲が過度に生じ、腰椎の圧縮負荷により椎間板性の疼痛を生じやすい環境になっています。また、脊柱の屈曲、伸展において胸腰椎移行部の可動性が主体になっていること、右股関節屈曲の場面では腰椎屈曲が生じることから、筋筋膜性疼痛を引き起こしやすい状況となっています。今後の機能改善では、右を含めた股関節屈曲の可動性改善、胸郭の柔軟性の向上が必要と考えます。

 

このように、腰痛予防スタジオでは、初回評価を60分間の時間をかけ、じっくりとクライアント様の身体状況の評価を行います。その評価結果を基に、行動変容をテーマにし、クライアント様に気づきと導きを与えることで自らで自らの身体を改善することを目的にしています。今後も、クライアント様の腰痛予防を一緒に担っていただける方を募集しています。事業に対しご興味がある方はぜひご連絡ください。一緒に予防の文化を築きましょう。

 

尚、元氣ジムでは理学療法士を募集しています。元氣ジムでは、デイサービス内での業務の傍ら、今回のような自費サービスに従事することも可能です。現在、元氣ジムで行われている自費サービスは以下の通りです。

・腰痛予防スタジオ

外反母趾予防スタジオ

・脳卒中リハビリスタジオ

*これら全て、理学療法士による企画がスタートです。皆さんも、実現したい事業があれば、企画立案からプレゼンまで可能です。

 

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