伊藤ケンタロウ-Photographerとして生きる元理学療法士(PT) -第1回-

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バイクを乗り周した学生時代

POSTインタビュアー田川(以下;田川):先生の経歴を教えてください。

伊藤ケンタロウさん(以下;伊藤):高校卒業後、九州中央リハビリテーション学院夜間部に入学しました。在学中は整形外科のクリニックで日中はリハ助手として勤務し、卒業後熊本リハビリテーション病院に4年間勤務しました。現在は一人の写真家として活動しています。

田川:PTになろうと思ったきっかけは?

伊藤: 高校生の頃は、大きな夢なども特になく、寿司職人や庭師を目指そうかなとも考えていました。たまたま、知り合いに福岡の大学で理学療法の教授をされている方がいらっしゃってその方の勧めで、専門学校に入学しました。 高校までは、勉強が楽しくなかったのですが、入学してからは勉強が楽しくて、自分に向いているのかなと思いました。 入学と同時にリハ助手として働いていたので、学校の勉強とリンクして考えやすかったのでそれも楽しかったですね。

田川どんな学生生活だったのですか。

伊藤:バイクを乗り回したり、授業中に寝ていたりと怒られてばかりでした。笑 しかし、学ぶことを苦に思ったことはなかったので、おかげさまで赤点などを取ることもなく、卒業式の際は成績優秀の表彰までしていただきました。笑 気の合う友達が多かったので、平日は仕事と勉強、休日にはツーリングや釣りなど、とても楽しく過ごした記憶があります。 また、専門学校時代の恩師の国中先生から色々な影響を受けましたね。 多角的な見方や自分の武器は何か?・自分のやりたいことは何か?など、学生時代から沢山アドバイスをいただいていました。そのおかげで、行動を起こすことに抵抗はなくなりましたね。

田川:整形外科のクリニックにバイトとして勤めていてどのようなことが役に立ちましたか?

伊藤:PTとしてどうかとかではなく、18歳という年齢で周りは大人という環境で過ごすことができ、目上の人とのコミュニケーションや社会人としての学ぶべきことを沢山学べたと思います。 その時出会ったPTの先生から、学生としての目の前のテストや実習ということだけではなく、その後のPTとしての在り方などをいち早く学ぶことができたと思いますね。

田川:病院に在籍中はどのように活動されていたのか?

伊藤:平日は、病院に勤務し、休日に撮影の依頼などがあれば行っていました。 ただし、自分の本職はPTであり、あくまでも写真は趣味と考えていたので、報酬などは特にいただかず、時間に余裕があれば撮影依頼を受けていました。 PTになって2、3年経った頃に、写真の依頼が来て自分が撮りたい写真であっても、その日仕事であったりとかで撮影ができないという所で、自分の中でモヤモヤを感じてきました。


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↑↑ 伊藤ケンタロウさんの作品

伊藤ケンタロウ経歴

プロフィール 伊藤ケンタロウ代表/Photographer
1988年 熊本県出身 高校卒業後に本格的に写真を学び始める。この時期はフィルムカメラ一本。しかし2011年の東北大震災を機に、環境や資源について考えるようになりデジタル機材に完全移行。その後は理学療法士として勤務しながら、ファッションや企業広報など様々な分野で活動。近年では企業やカメラ初心者に向けた写真教室 の講師としても講演中。単身でロンドン、ドイツ、フランスのスタジオ・カレッジへ写真留学し、個展も定期的に開催するなど、作品製作においても精力的に活 動している。

事務所HP:http://www.ito-photography-office.com/

Facebookページ:https://www.facebook.com/kentaro.ito.967?ref=br_rs

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