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脳梗塞リハビリセンター|株式会社ワイズ 早見泰弘 会長

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今話題の自費リハビリ「脳梗塞リハビリセンター」。気になる設立理由と自費リハビリに必要な理学療法士の技術など、早見会長へ直接インタビューさせていただきました。

 

「リハビリってすごい!」「自費リハビリに必要な技術は…」「第三の選択肢」「理学療法士が主役」など、早見会長が理学療法士になぜ期待し、どう協業しているのか。今回は、気になる自費リハビリの実態を調査しました。

 

編集長イマイ
今話題の脳梗塞リハビリセンターですが、設立するまでの経緯を教えていただいてもよろしいでしょうか?

 

早見会長
まず、自分がヘルニアになって、歩けなくなり、すごく落ち込んだんです。けど術後のリハビリで、歩けるようになり、それと同時に気力も戻ってきて。「リハビリってすごい!」と思ったのが最初です。

 

編集長イマイ
具体的なエピソード等はありますか?技術的な部分なのか関わり方なのか。

 

早見会長
両方ですね。とにかく最初は、“歩けるイメージが全く湧かなかった”ので。それが、数日で歩けるようになってしまったわけですからね。

 

早見会長
もちろん術後「歩けますよ」とは言われていましたが、歩けるようにしてくれたのは理学療法士でしたからね。感動しました。

 

1972年 千代田区神田生まれ。 1996年にWebマーケティング会社(株)イニットを設立し、代表取締役社長に就任。 大手企業との取引を中心に業界有数の会社に成長させる。 2004年に東証一部上場 トランスコスモス(株)のインターネット部門と統合。執行役員/常務執行役員を歴任し、インターネット部門等の責任者として従事。国内上場子会社取締役、海外子会社取締役、董事長など多数兼務。 現在は、2014年2月に株式会社ワイズを設立し、脳梗塞特化型自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」、リハビリ特化型デイサービス「アルクル」等のリハビリ・介護を中心とした事業を展開。

 

編集長イマイ
ご自身がリハビリを受けられるまでは、リハビリとか理学療法士のイメージは全く…

 

早見会長
0です。仕事人間で、ベッドに横になっている時間すらはじめてでしたから。

 

編集長イマイ
ある意味、リハビリと聞いたら高齢者と寄り添って歩いているような印象ですかね。

 

早見会長
非常に失礼ですが、介護士と理学療法士の違いすらわかっていませんでした。正直、当時も「リハビリすごい!」くらいの認識だったので、それをやってくれているのが理学療法士という国家資格を持った人たちだったというのは、後から理解していきました。

 

早見会長
これは絶対に、理学療法士の人たちと事業したいなと思って、入院期間中に事業計画を書き上げました。

 

編集長イマイ
でも、当時は別のお仕事をされていましたよね?

 

早見会長
そうですねITの仕事を休職中でした。入院中に構想したリハビリ事業を行う会社を立ち上げる時に、退任しました。

 

早見会長
大学卒業して起業して以来、長くIT企業の経営に携わってきましたがが、当時私たちがやっていた仕事はネットゲームのマーケティング等でした。当時(2013年ごろ)非常に流行した時代ではありましたが、これを広げることが世の中の役にどれくらい立つか等、自分自身の方向性として悩んでいた時期でもありました。

 

早見会長
そこで実際に自分がリハビリを体験し、「これこそ次にチャレンジしたい、社会のためになる仕事ではないか」と思うようになり、すぐに行動へ移しました。

 

編集長イマイ
実際に理学療法士を雇用されて、今自費リハビリという新しい分野を開拓しましたが、理学療法士の教育の点で苦労されたと思います。自費リハビリ分野で、理学療法士が必要なスキルはどのようなものでしょうか?

 

早見会長
すぐれた臨床の技術や知識をもつ理学療法士がいれば、と思っていましたが、それだけでは全然経営はうまくいきません。

 

早見会長
例えば、わかりやすく言えば“集客”。という当たり前を全く知らないというか、極端にこの部分が抜け落ちているなと思いました。当然、病院の中では必要ないスキルなので、仕方ないところでもあります。

 

早見会長
もちろんリハビリに関する技術的なものも重要ですが、経営は“ヒト・モノ・カネ”のリソースを最大限に生かして行うものですから、1つの要素だけでは全然足りないわけです。

 

編集長イマイ
臨床技術があればOKというわけではないということですね。

 

早見会長
“ヒト・モノ・カネ”の三角形が保たれて初めて経営が成り立つので、リハビリの技術だけでは不十分ですよね。それはあって当然。それを、生かすために経営が必要なわけです。

 

早見会長
当時はITの会社で、私はエンジニアではないですから、技術はありません。ただし、経営として技術をプロダクト(商品)にして人に届けていました。それが、今度はリハビリとなったわけです。

 

編集長イマイ
ただ、技術だけとっても「自費の世界で通用するのか?」と、手をこまねいています。

 

早見会長
その部分については、僕ではなくうちで働いている理学療法士に話していただきますね。

 

鶴埜先生
私自身の話から始めますと、若い頃から患者様にプロフェッショナルとして何ができるのかを考え、知識や技術の習得に努めてきました。その中にはイタリアの認知神経リハビリテーション研究センターでの約1年間の研修も含まれております。

 

鶴埜先生
ここではお客様のご要望を伺って一緒に叶えていく、マンツーマンでの対応を行っています。それに必要な技術や知識の引き出しが多いにこしたことはありませんので、社内研修の整備を行っています。

 

鶴埜先生
私たちは何らかの方法論での縛りをもたず、そのお客様に提供したい何かを個々の療法士が自ら考えて実践することを重要視しています。

 

 

鶴埜先生
と申しますのも、結局は人と人、心と心を通わせて対応していくにあたり、なるべく個々の療法士がベストなものを提供できるように、と考えているからです。

 

鶴埜先生
病院との大きな違いは、「○○ができるようになりたい」、「さらに○○をもっと良くしたい」という、具体的な要望を持たれている方が多いことです。そのため、協力関係を築きやすいですが、反面、結果にはシビアなので、当然研鑽を積み続けなくてはなりません。

 

鶴埜先生
サービスの提供方法が病院とは根本的に異なりますので、コミュニケーションなどの研修にも力を入れています。

 

編集長イマイ
臨床技術以外でも必要な技術は山ほどあるということですね。だからこそ、「自費の世界にチャレンジしたい」と思うのであれば、すぐに行動するべきですね。

 

早見会長
そうですね。喋り方だったり、立ち振る舞いだったり、経営的視点だったりという習得すべきことは山ほどあり、その部分を弊社ではどんなにベテランのセラピストでも2ヶ月間みっちりと研修しています。

 

編集長イマイ
実際には、こういった研修を病院等、医療・介護施設でも必要なのではないかと思います。個人的に気になる質問ですが、どういった理学療法士に働いてほしいですか?

 

早見会長
基本的には、この仕事が好きで前向きな人です。当たり前ですが、それに勝るものはないと思います。

 

編集長イマイ
私個人的には、この事業が世を席巻しはじめたころ、「療法士にとってのチャンス到来」と感じましたが、同時に逆風も多かったと思います。

 

早見会長
そうですね。でも今年からほぼ無風…追い風になりました。私たちが活動したからというよりも、その必要性の理解が広まったのだと思います。

 

早見会長
前例のないところですが、当然と言えば当然ですし、我々としても全ての方にはまるサービスだとは思っていません。あくまでも、選択肢の一つ、“第三の選択肢”としての立ち位置を確立したいと思っています。

 

早見会長
ビジネス的な視点でみれば、日本は徐々にパーソナライズ化してくる中で、個人に合ったサービスを個人が選択できるために、自費リハビリは必要になるのだと思います。

 

編集長イマイ
私個人も、もし自費リハビリに将来的に進みたいと考えているのであれば、個人でやるよりもこういった企業に入って学んだほうがいいのではないかと思います。

 

早見会長
ある意味で、理学療法士さんは真面目な方が多く、安定型ですから潰れない病院を選択する気持ちもわかります。ただ、その前にスペシャリストであると思います。

 

早見会長
スペシャリストとして、自分の力をお客さんにダイレクトに届けたいと思うのであれば、チャレンジしてもらいたいと思います。

 

早見会長
また、個人での起業はあまりオススメしていません。例えば、臨床5年目であれば起業後5年でようやく経営が同じレベルになったと仮定すると、時間がかかります。ですから、弊社で働けばいいとは言いませんが、少なからず経営をできる人と一緒に作る方がいいのではないかと思います。

 

編集長イマイ
利き手を縛るというものですね。その点でいうと、教育を中途採用からやるよりも新卒から採用する方が、教育しやすいという観点もあると思います。今後新卒採用のご予定はございますか?

 

早見会長
当然あります。そのための研修センターも作っています。実際に、弊社の理学療法士からも「新卒から教育していくこと方がいいのでは」という声も聞かれますので、新卒と中途採用の両輪で“この5年間は”採用活動をしていきたいと思っています。

 

編集長イマイ
もっと沢山のお客さんに知ってもらいと思う中で、私個人としては多くの療法士に知って欲しいと思っています。

 

早見会長
そうですね。医療の中ではまだ理学療法士は主役であるとは言えないところがあると思います。ただ、私は理学療法士だからこそ主役になるべきではないかと思っています。

 

早見会長
こんなに優れた技術者が、社会の中に埋れているのは勿体無いですよ。私は自分が受けたこの感動を、理学療法士の力をお客さんに届けていきたいと思っています。

 

編集長イマイ
私も同じ想いでございます。早見会長、鶴埜先生、本日はお時間いただき、ありがとう御座いました。

 

早見会長
ありがとうございました。

 

鶴埜先生
ありがとうございました。

 

 未だマイナスイメージの強い自費リハビリ。今回のお話を聞いて、マイナスというよりはむしろプラスの感情を抱くきっかけとなったのではないでしょうか?

 

我々療法士の技術は、リハビリの分野で主役であり、専門家は我々なのだということを自費リハビリでは証明してくれています。

 

脳梗塞リハビリセンターからのお知らせ。

2018/11/15(木)

『脳梗塞リハビリセンター赤坂』開設

リハビリロボットや最新器具が体験できる研究・研修センターも併設

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『脳梗塞リハビリセンター』HP https://noureha.com/

 

代表早見の著書『誤解だらけの脳卒中リハビリテーション』

https://noureha.com/news/20180914/

 

【求人】

>>今後更なる業務拡大の為、人材募集しています:  https://recruit.ys-j.co.jp/job/pt_ot_st/

脳梗塞リハビリセンター|株式会社ワイズ 早見泰弘 会長

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