第三回:歳をとっても障がいがあっても、生活しやすい茨城を!【後藤吾郎先生】

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高齢者もいきいき活躍できる社会

 

輪違 掲げている3つの公約のうち前回は、「がんにならない、なっても諦めない社会。」について教えていただきました。今回は二つ目、「いきいき健康社会。歳をとっても障がいがあっても、生活しやすい茨城を! 」について伺いたいと思います。

 

後藤 少子高齢化は生産年齢人口が減ってしまうので、国の経済が潤わなくなってしまうのが一番の問題です。

 

これは茨城県だけで騒いでもどうにもならない問題で、国と県と市町村とが三位一体となってどうにかしていかないといけない問題だと思っています。

 

高齢者の生活のために、若い人が頑張らないといけないわけですが、その人口が減っていっているので、当然一人当たりの負担は増えて、手取りの給与も少なくなるわけです。

 

そうなってきた時に、「元気な高齢者に税金を支払う側に回ってもらうこと」が避けられない課題の1つだと思います。

 

元気な高齢者は少しでも働いて若い人のサポートに回って頂けると非常に助かると思います。若い人はまだまだ高齢者の知恵や経験から学べることがたくさんあります。世代を超えてえ協力出来る体制を作る必要があると思っています。

 

シルバーリハビリ体操で健康寿命を延伸

 

輪違 高齢者が活躍できる社会作りっていうのは、絶対に必要だと思います。健康寿命と平均寿命の差を減らすというのも日本全体の課題としてありますよね。

 

後藤 実は、茨城県は健康寿命は全国的に見ても結構上位なのですが、平均寿命は下位という結果的に元気な高齢者が多い県なんですよ。

 

それは個人的に茨城県県立健康プラザの大田仁史先生が考案したシルバーリハビリ体操の影響が多いのではないかと思っています。全国的にも広がってきていて、日本理学療法士協会も後押ししています。まず地域で比較的元気な高齢者に運動を教えて、その方々が指導員となり、今度は地域の他の高齢者に運動を教える。

 

そこにPTも関わることで、障害があっても安全に運動ができるっていう評価をしたり指導をしたりすれば、気持ち的にも身体機能的にも参加しにくい人たちに、さらに参加して頂けていると思います。結果的に健康な高齢者が多いのだと思っています。

 

仮に80歳まで生きる人がいたとして、70歳から寝たきりになるのか、79歳から寝たきりになって最後の一年間だけお世話になるのか。そこの違いを生み出せるのが、リハビリテーション職の強みだと思っています。

 

輪違 そのためには今後、リハビリテーション専門職が今よりも行政と絡んでいく必要性が出てきますね。

 

後藤 そうですね。リハビリテーション専門職が地域に出てきやすいような環境について考えると、行政そのものに理学療法士が所属していることが、今後ますます必要になってくると思います。

 

また普段は病院以外のところで理学療法士として働いて、例えば休みの日などにそれぞれが地域で活躍できるような働き方もありだと思っています。そういう場所自体も今後どんどん作っていきたいと考えています。

 

【目次】

第一回:理学療法士から政治家へ

第二回:がん予防、なっても今と変わらない生活ができる世の中へ!

第三回:歳をとっても障がいがあっても、生活しやすい茨城を!

第四回:若者・女性が働きやすい環境づくり!

番外編:次世代を担うニューリーダーおすすめ書

 

後藤吾郎先生プロフィール

社会活動

茨城県理学療法士連盟支部長
茨城県理学療法士連盟参与・県南地区長

学歴

平成 4年 つくば市立並木小学校 卒業
平成 7年 つくば市立並木中学校 卒業
平成10年 茨城県立竹園高等学校普通科 卒業
平成16年 茨城県立医療大学理学療法学科 卒業
平成27年 筑波大学大学院フロンティア医科学修士課程 修了

職歴

平成16年 医療法人社団筑波記念会 筑波記念病院 入職
平成19年 北海道弟子屈クリニックに出向・転籍(約半年間)

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