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【書評】臨床家の臨床家による臨床家のための参考書

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た!という歓声が聞こえてきそうな程、待望の書籍が出版されました。(勝手に…)名付けて、【臨床家の臨床家による臨床家のための参考書】と言っても、だいぶ前からいただいていたので、読むのが遅くなりすいません。。。

 

私も元々は臨床家の端くれです。厳しい目で、隅から隅まで目を通しました。これから書く内容は、非常に刺激が強いので、覚悟してご覧ください。本日お伝えしますのは、三度の飯より無駄が嫌い「無駄無駄無駄無駄無駄無駄…」な編集長のイマイ(@shunta0701)でございます。

 

術式からみる理学療法

 いきなりポイントからお伝えしますが、この書籍のおすすめポイントは、術式からみる理学療法が書かれていることです。私もクリニック時代は、術式に個人的な興味をもち、手術の腕によってその後の理学療法が左右されるケースを何度も見てきました。

 

この点、我々にはどうすることもできませんが、術式ぐらいは最低でも知っておかないと、術後理学療法は行えません。その点、この参考書はしっかり術式、人工関節で使う機器の特性まで書かれ、臨床家にとって重宝される一冊だと思います。

 

もう、ここだけで何倍もの価値があります。なんと言っても、この点がこの書籍のおすすめポイントであり、逆を言えば、これ以外、正直臨床家が書かれている点から、難しく感じました。

 

臨床家の良き点であり、弱点でもある“感覚”を言語にすると、やはり情報量は多くなります。この参考書では、カラーでたくさんの図や写真が用意されていますが、それ以上に目をみはるのが、言語化された臨床家の感覚です。正直、全く関係ない目線から見てしまうと、編集者さんの苦労がわかります。

 

私がもし編集を任されたら、秒速で断る量です。執筆者の苦労もそうですが、個人的には編集者の苦労を理解し、ぜひ手に取っていただきたい参考書です。それぐらいに、量が多い。

 

ようこそ理学療法へ

 冒頭にも書かれている通り、「何を勉強して良いかわからない」「自分の進んでいる道、進む方向が正しいのか不安になる」そんな悩みにアンサーした参考書のようです。

 

私からも一言アンサーしましょう。

 

私は今でも何を勉強しているのか、自分の道が正しい、自分が何屋さんなのか、そもそも私は誰なのかわかりません。それでも幸せに暮らせる現代にバンザイ。

by編集長のイマイ

 

何の為にもならないアンサーでしたが、この書籍では先輩理学療法士が「ようこそ理学療法士の世界へ」と、リンゴォ・ロードアゲインばりの名言で皆さんを迎える一冊です。

 

ようこそ……『男の世界』へ……

7部,リンゴォ・ロードアゲイン

 

なぜそんな一冊ができたのか?

 

それは当然、皆さんと同じような悩みを抱え、それでも前に進み、だからこそわかったことがあるからです。ぜひ今回の参考書を読む際には、臨床家のこの部分を感じていただければと思います。

 

「おまえは自分の「強運」だけを頼った。ぼくは自分の力で運を変えた…自分を乗り越えるってのはそーいうことなんだぜ」

4部 ,岸辺露伴

 

そう、岸辺露伴が言うように、自分を乗り越える、その指針をする参考書なのです。そして、理学療法士としての“覚悟”を問われている参考書なのだと思います。

 

「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開くことだッ!」

5部,ジョルノジョバァーナ

 

すいません。名言使いたくて、無理やり引き延ばしています。ザッとまとめると、いい本です買いましょう。

こちらからは以上です!アリーヴェデルチ!

 

本日紹介した書籍

詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/4908637938/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_a4QuCbK6ZB4YG

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