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心筋梗塞発症後の運動で「腎機能低下」の抑制に

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東北大学大学院生の佐藤聡見氏と上月正博教授らのグループは、急性心筋梗塞患者において、発症後の運動量(身体活動量)を高く保つことが腎機能低下の抑制につながることを明らかにした。

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急性心筋梗塞等の虚血性心疾患を発症すると、腎機能が低下しやすいことが報告されている。さらに、急性心筋梗塞患者が腎機能障害を併存すると、その後の総死亡率や心血管に関連する死亡が増加することもわかっており、急性心筋梗塞患者の腎機能を維持・改善する治療法の確立は非常に重要な課題となっている。

 

今回、当研究グループは運動療法による腎機能の保護効果に着目し、心臓カテーテル治療および入院中の自転車こぎ運動あるいはトレッドミルを含む心臓リハビリテーションプログラムを実施した急性心筋梗塞患者において、発症後の身体活動量を高く保つことが腎機能低下の抑制につながることを明らかにした。

 

これにより、急性心筋梗塞発症後の身体活動量と腎機能の変化との関係性を科学的に実証するとともに、急性心筋梗塞患者の腎機能を保護するためには身体活動量管理が臨床的にも重要であることが明らかとなり、再発の予防や生存率の改善につながることが期待される。

 

心筋梗塞発症後の運動で「腎機能低下」の抑制に

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