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【書評】こんな参考書が欲しかった脳画像の勉強本

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錐体路が3Dでわかる

 これまで、画像といえば2Dが当たり前でした。脳画像以外にも、我々が担当する患者自身は、3Dであるにも関わらず、2Dでの授業が主で、2Dと3Dの間を埋める作業が意外に大変だったりします。

 

例えば、錐体路。平面的に見れば、簡単な図を用いて理解していましたが、本書によって立体的な錐体路を可視化することができます。

 

この2Dを3Dとして捉えることの利点は他にもあります。

 

例えば、水平断で見たときの形を、矢状面断で見たときにイメージしやすくなります。実際に、この参考書では、脳の細かい部位を2Dと3Dを並べて見せてくれているので、より立体的な脳のイメージをつけることができます。

 

おそらく、この参考書を見た人は必ず「おっ錐体路はこんな形をしているのか」と驚くことでしょう。

 

特に教師の方必見です

 ここ最近、非常に多くなってきましたが、この参考書にも特典がついてきます。その特典内容は、本書のなかで使用されている画像の一部を無償で、さらに「学校の授業で使ってもいいよ」となっているのです。

 

画像一枚買うにもお金がかかる現代において、ここまで精巧でわかりやすい画像を、本書を買うことで手に入れることができるのは非常にお得です。しかも、その画像自体、学校の授業でそのまま使えるものばかりですので、教師の皆さんは非常に重宝されると思います。

 

特に今の時期、国試等の勉強で脳画像問題を教える手段として、本書は確実に役立ちます。この一冊をご覧いただければ、基本的に国試の脳画像問題は解答できるでしょう。

 

しかもこの値段で、フルカラー。ぜひ、お手にとってご覧ください。私個人、この分野の参考書には全く興味がありませんでしたが、中身を見ると、興奮しました。

 

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