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【脳卒中シリーズ】左片麻痺患者のリハビリのポイント

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お読みいただいてる皆さんありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称ですが、いろいろな要因によって異なる症状がみられます。今回は、脳卒中の症状で関係する要因とその中でも半球別のリハビリについて書いていきます。

脳卒中後の症状に影響する要因

脳卒中では、重症度や出現する症状などがいろいろな要因によって決まります。以下に一部、挙げていきます。

重症度

・年齢、発症前ADL

・梗塞範囲、出血量

・治療までの経過時間

・既往歴、持病

症状(重症度含む)

・梗塞部位、出血部位

・左右半球

このように、同じ脳卒中でもこれらの要因によって重症度や症状が大きく異なってきます。その中でも、身体の左右どちらに症状が出現するのかを決める、「左右どちらの半球を損傷しているのか?」は、リハビリにおいて重要な要素になってきます。


この左右半球は、皆さんご存知の通り異なる役割を持っています。代表例は、左半球が言語、右半球が空間認知で、高次脳機能障害に現れてきます。また、半球間抑制によって損傷していない同側の脳領域や、反対側の半球の機能低下や異常亢進がみられるため、考慮が必要です。そこで、右半球を損傷するとどんな像になって、リハビリの時にどんなポイントがあるのかについて書いていきます。

 

左片麻痺患者さんの特徴とリハビリのポイント

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