脳卒中は脳の病気
まず欠かせないのは〈脳に関する知識〉です。具体的には、脳の解剖学がメインです。脳のどこがどんな役割があるのか?を、学生の頃に習った内容は確実に網羅しておきましょう。脳に詳しくなると、脳卒中のリハビリに自信も出てくるのでオススメです。
次に脳と言えば〈脳科学〉です。脳科学は、「人が○○をしている時、人の脳がどう働いているのか?」の知識が得られることが多いです。例えば、「話している時には、脳全体が同期して協調的に働いている」みたいな感じです。
これら2つの知識をもとに、脳のある領域が損傷すると、何をすることが難しくなるのかを理解することができます。上頭頂小葉を損傷すると感覚障害が生じる、上縦束を損傷すると半側空間無視が生じる。脳卒中において、患者さんの疾患と病態を結びつける役割があるんですね。