バランスの復習
何度もお伝えしていますが、バランスには多くの要素が関与しており、それぞれの重要性を理解する必要があります。Shumway-Cook1)は7つの要素を挙げており以下の要素を挙げています。これらは大きく分けると感覚系・統合系・出力系に分けることが出来ます。
この要素に対して、それぞれ評価を行っていくのがBES Testになります。BES Testはそれぞれの項目の数値を出すことが可能であり、治療介入を決めるためには非常に有効な数値になります。欠点としては評価に時間を有することであり、mini-BES Testとbrief-BES Testという短縮版もあります。これらは先週解説しているのでそちらを読んでください。
前回も解説しましたが、バランスは様々な要素が関与しているため、評価においてもその評価がどの要素を考慮しているか考える必要があります。使われることが多いのは以下の評価になります。
本日はこの中のFBS、片脚立位についてとFES-Iについて解説していこうと思います。