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【臨床】鎖骨の重要性|肩関節の制限、頚部痛との関係

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回までは、3回()に分けて、バランスについての概要や評価について解説しました。本日は鎖骨について解説していきたいと思います。

鎖骨の重要性

鎖骨に関しては非常に重要であり、介入することが多い部位になります。多くの要素に関わっており、その要素について解説していきます。

 

1つ目は肩関節の動きに関わることです。肩関節は肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節から構成されています。その中でも鎖骨は肩鎖関節・胸鎖関節にて関節を構成し非常に重要であることがわかります。

 

2つ目は頸部痛・頭痛などに関わることです。これは鎖骨に付着する胸鎖乳突筋の過剰収縮などが関与しています。このように鎖骨に付着する筋が疼痛の原因になる例も多く存在します。鎖骨に付着する筋群としては①大胸筋、②三角筋、③胸鎖乳突筋、④鎖骨下筋、⑤僧帽筋が挙げられます。

鎖骨と肩関節の制限

先ほども解説したように鎖骨は肩関節の動きに関与します。肩甲上腕関節、肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節が関与しています。割合としては肩甲上腕関節40%、肩甲胸郭関節20%、肩鎖関節10%、胸鎖関節10%、その他(脊柱など)20%の割合になります。

実際に可動域に問題がない場合でも動きとして問題がある例も存在します。例えば以下のように肩甲胸郭関節の動きが制限されている場合、代償し肩甲上腕関節が動きます。その結果、疼痛につながる場合があります。この様に各関節で可動域が保たれていることが必要になります。

【臨床】鎖骨の重要性|肩関節の制限、頚部痛との関係

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