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1日60分以上の歩行と週2−3回の筋トレを推奨|厚労省

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27日厚生労働省の専門家検討会が、健康維持のための新しい身体活動・運動ガイドを発表しました。この改訂は10年ぶりのもので、成人に対しては1日60分以上の歩行(約8,000歩)と週2~3回の筋力トレーニングを推奨しています。高齢者には1日40分以上の歩行(約6,000歩)が推奨されています。

報告によると、運動量が多い人は循環器病やがん、うつ病、認知症などの発症リスクが低いことが分かっています。ガイドでは、子供(18歳未満)、成人、高齢者に分けて具体的な運動の内容を示し、個人の状況に合わせた運動量の調整を推奨しています。

成人と高齢者に対しては、腕立て伏せやスクワット、マシンを使った筋力トレーニングを週2~3回実施することで、死亡や心血管疾患、がん、糖尿病のリスクが10~17%低減するとされています。また、子供に関しては国内データが乏しいため、世界保健機関(WHO)のガイドラインに基づき、週3日以上の強めの活動を含む1日60分以上の運動を推奨しています。

最大の変更点は、座位行動(座っている行動)に対する推奨値の設定です。2013年版からの更新で特に注目されるのは、座位行動が健康に与える影響への焦点です。システマティック・レビューによると、総座位時間が増えることで死亡リスクが高まることが報告されています。30分以上続く座位行動を頻繁に中断することは、心血管代謝疾患のリスクを低減するとも指摘されています。この情報に基づき、2020年に公表された世界保健機関(WHO)の「身体活動および座位行動に関するガイドライン」では、各年代での座位時間の減少と身体活動への置き換えを推奨しています。

これまでの流れ

平成元年:健康づくり のための運動所要量

平成5年:健康づくりの ための運動指針

平成18年:健康づくりのための運動基準 2006及び健康づくりのための運動指針 2006(エクササイズガイド 2006)

平成25年:健康日本 21(第二次)の開始に伴い、健康づくりのための身体活動基準 2013

▶︎https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001171393.pdf

1日60分以上の歩行と週2−3回の筋トレを推奨|厚労省

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