公益社団法人日本理学療法士協会は、2025年4月27日(日)正午をもって「会長候補者選挙」の決選投票を終了し、その結果を公表しました。最終的に最多得票を得たのは斉藤秀之氏。今後、理事会による正式な会長選任が行われます。
今回の選挙は、4名が立候補した初回投票において、いずれの候補者も過半数を獲得できなかったため、得票数上位2名による決選投票が実施されたものです。
投票は全国の都道府県士会から選出された代議員300名によって、電子投票システムを通じて行われました。決選投票の期間は2025年4月21日(月)正午から4月27日(日)正午までとされ、両候補者の政策やビジョンをもとに、最終的な判断が委ねられました。
最多得票者は斉藤秀之氏|選任されれば3期目に
決選投票の結果、最多得票を獲得したのは斉藤秀之氏。詳細な得票数については、協会公式サイト上で会員限定に公開されています。
斉藤氏は、すでに2期にわたって日本理学療法士協会の会長を務めており、今回の決選投票を経て理事会で正式に選任されれば、3期目の会長職に就任することとなります。
ただし、今回の選挙は「会長を直接決定するもの」ではありません。協会の定款に基づいた「会長候補者の選抜選挙」であり、会長は選挙で選ばれた理事の中から理事会の決議により選任される仕組みとなっています。そのため、「最多得票=会長決定」ではないものの、今回の結果は理事会における選任判断に強い影響を与えることが想定されます。
会長候補者選挙は、候補者の所信やリーダーシップ像が可視化され、代議員や会員がそれぞれの方向性を見極める機会でもあります。斉藤氏が打ち出したビジョンが多くの支持を集めたことは、今後の理事会や協会の運営に少なからぬ影響を及ぼすことになるでしょう。
最終的な会長選出は、近日中に開催される理事会での決議をもって正式に確定されます。新体制の発足と今後の協会運営に注目が集まります。