松井 亨先生 -起業理学療法士(PT) no.4- 最終回

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no.1-「理学療法士を目指した理由」

no.2-「起業するまでに準備したコト」

no.3-「私の役割〜地域の仲間や社員をワクワクさせること〜」

明日を生きるためにやるべきコト

新規ドキュメント 7_4

インタビュアー:今の若い療法士、学生達、悩んでる人たちにアドバイスをお願いします。


松井先生:「達成可能なゴールを設定する」ことです。常に届かない目標とのバランスは難しいはずです。だからこそ、自分がゴールに向かって進んでいくために目標をどんどん立てていくと思うんですけど、段差的に目標をクリアしていくことによって自分のモチベーションを最大限に高め維持していくことができるはずです。でも、それが到達してしまうと見渡すものがなくなっちゃうので、必ず壁を作っておく。超えられる壁を作って書き込んでおくといいと思います。


夢を持つきっかけがない人もいると思うんですけど、何かしら潜在的にはあると思うので、些細なきっかけを一生懸命やることだと思います。何かに一生懸命やった結果って必ず跳ね返りがあるので、そういう成功体験を吸収していき活力にするといいと思います。何をしていいかわからない、今に不満がある人も少なくないと思いますが、それを考えるより仲間と集まって『こんなことやっていこう』って考える方が明日が楽しくなると思います。人間いつ死ぬかわからないのでね。明日を生きるために1つ1つをやっていくってことですね。


インタビュアー:逆に、先輩の療法士に対して何かありますか?


松井先生:2015年現在、セラピストの平均年齢が32歳で、若い人たちもみんな頑張っていると思います。しかし療法士のスキルを数値化することが難しいので、そういう数値化できないコトは評価基準があまりないですよね。ピンキリではあってもみんな頑張ってると思うので、若手の価値観がそれぞれ違うということを踏まえて見て欲しく思います。


例えば仕事に遅刻することをメールで送られた際に『メールとは何だ』ってなると思うんですけど、そのメールもその人なりの謝罪の気持ちがあったのかもしれないし、ネイルにしても利己的な考えではなく、もしかしたら『この患者さんは喜んでくれるかもしれない』って思ったのかもしれませんよね。

文化の違いから価値観が変わり、多様性が生まれているこの時代の中で、若手は若手なりに頑張ってることを伝えたいです。もちろん、なぜその考え方はふさわしくないのか、ダメである理由と社会人として未熟な面は先輩として一喝して欲しいんですけどね。これからの時代、若手だからこそわかる価値観が一層増えるなか、その大切な芽を摘まずに私も若手を育てたいと考えています。


プロフェッショナルとは?

新規ドキュメント 7_6

インタビュアー:松井先生にとってプロフェッショナルとは?


松井先生:「到達可能な目標を作らない」ことですね。


目標にずっと向かっていくことで奮い立たされるものってあると思うんですよ。そこをどれだけ自分がブレなく、やり続けることができるか。目標自体は自分のレベルに合わせ変化していくものだと思います。大事なことはその目標に期間を必ず設定し、自分がやるかやらないかだと思います。


インタビュアー:松井先生、どうもありがとうございました。


(完)


松井 亨先生 プロフィール

熊本県出身

理学療法士

●合同会社EMIAS 代表

●地域活性化プロジェクト ジャムカフェ理事

●地域包括ケア推進リーダー

●介護予防推進リーダー


2007年 西日本リハビリテーション学院卒業 理学療法学科

医療法人社団星輝会 松原リウマチ科・整形外科入職

2012年 オーストラリアへ海外留学

帰国後、施設運営コンサルタントとして活動

2013年 合同会社EMIAS設立

  光の森リハビリセンターsmile-スミレ- 開設

2015年 光の森リハステーションspito-スピット- 開設


《バックナンバー》

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