終末期がんの患者でも、構造化したリハビリテーションが日常生活動作(ADL)の低下を抑えられる可能性が、多施設の無作為化比較試験(RCT)で示された。大阪公立大学などの研究グループが全国19のホスピス・緩和ケア病棟で検証し、米国がん協会の医学誌「Cancer」に報告した。構造化リハを受けた群は、通常のリハの群よりADLの低下が有意に小さかった。終末期リハの効果を質の高いデザインで裏づけた成果。
試験は2019年7月から2024年2月にかけて行われた。ホスピス・緩和ケア病棟に入院し、予後の見込みが3週間以上ある終末期がん患者130人を、構造化リハ群59人と通常リハ群71人に1対1で無作為に割り付けた。






