イタリア物理医学・リハビリテーション医学会(SIMFER)が、慢性一次性疼痛に対する機器を用いた物理療法の診療ガイドラインをまとめた。従来治療に上乗せする形での使用を条件付きで推奨した。物理療法を単独の治療として用いることは推奨しないと明記している。個別の推奨は線維筋痛症の経皮的電気神経刺激(TENS)など4つ。専門誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・フィジカル・アンド・リハビリテーション・メディシンが6月9日付でオンライン公開した。
掲載は同誌62巻3号。慢性一次性疼痛は国際疾病分類第11版(ICD-11)で独立した病態と位置づけられている。今回の対象はそのうち線維筋痛症、複合性局所疼痛症候群(CRPS)、原発性骨髄浮腫症候群の3つに限られる。文献検索はMedline、Embase、コクラン・ライブラリーを対象に2025年2月20日まで実施し、言語の制限は設けていない。作成手法はGRADEで、推奨は利益と害、根拠の確実性、患者の価値観、実行可能性、費用などを検討する枠組みに沿って組み立てられた。






