今回は、円背姿勢の特徴と起立動作にフォーカスして説明していきます。間違いがちな動作指導や、円背のリスクを理解していきましょう。
円背とは?
脊柱が屈曲し、所謂背中が丸まったような姿勢。老人性後湾症とも。
○原因となるもの
・加齢による椎間板の退行変性や、圧迫骨折
・骨粗鬆症による椎体の潰れ
・座位や立位姿勢の崩れ
・靭帯/筋の弱化,精神疾患etc…
○特徴
・椎骨の潰れや、椎間板の減少により肋骨と骨盤が接近。
・脊柱が屈曲し後方重心となり、バランスをとるために頭部が前方へ偏移する。
脊柱のカーブは正常なS字ではなく、C字となることが多い。
○リスク
・体幹を中心とする姿勢保持筋が正常に機能しにくいため、転倒リスクが大きい。
・椎体や椎間板の異常をきたしている場合が多く、圧迫骨折を生じやすい。
・脊柱のアライメント不良があることで、頸椎や腰椎などに負担がかかりやすい。
・胸腔、腹腔容量が狭小傾向となり、内臓の下制が生じ腹圧のコントロールが困難。
円背の起立動作
○まずは正常な起立動作とは?
①頭部と体幹が直線
②股関節が屈曲しはじめ、重心の前方移動(上半身重心が下がらないように注意。)
③姿勢を保持し、足部に体重が移動し離殿
※「お辞儀して立ちましょう」は×。体幹を意図して屈曲させてしまう為。
④体幹屈曲が生じない状態で、伸展し立位姿勢へ
○円背の起立動作の特徴
①頭部/脊柱が屈曲。股関節の動きが減少し、骨盤の後継も生じ、上半身を前に倒す。(Ⅱ)
②頭部を下げ、お尻を持ち上げる。(Ⅲ)
③つま先に体重が乗るため、伸びようとした際に後方に重心が移動しやすくなる。
④身体の構造上立位をとった際に体幹を完全伸展位にできず、曲がったままとなる。(Ⅳ)
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次回:骨盤編 2018年6月9日(土)19:00~21:00
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